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侍ジャパンがWBC3連覇できそうもない、いくつかの理由:臼北信行のスポーツ裏ネタ通信(3/3 ページ)
ワールド・ベースボール・クラシック第1次ラウンドを目前として、山本浩二監督率いる日本代表チームが宮崎合宿を張っている。ところが、どうにも3連覇達成は怪しい雲行きなのだ。
米国では「日本は第2次ラウンド敗退」の予想
大会前から不安要素が目白押しの侍ジャパンをあざ笑うかのように、海の向こうからは何ともショックな予想が伝わってきた。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」で1月11日に「WBC特集」が放送され、元中日のマット・ステアーズ氏ら複数の同局解説者たちが3連覇を狙う日本について「セカンドラウンド(第2次ラウンド)で負ける」という衝撃発言をそろって口にしたのだ。
さらに2月15日に同局で放送されたスポーツ番組でもステアーズ氏は「日本代表チームは監督選考の時点で大きく混乱しただけでなく、現段階では投手陣たちが(WBCの)ボールにアジャスト(順応)できず苦しんでいるそうだ。彼らは決勝トーナメントを前に米国の地を踏むことなく、敗れ去るだろう」と不敵に言い放った。
いずれにしても米国側が侍ジャパンのドタバタぶりを早々と情報として入手し、ほくそ笑んでいるのは間違いないようだ。
試合の結果は無論、フタを開けてみなければ分からない。それでも本番前から、これだけのマイナス材料が噴出することは、日本代表にとって過去例にない「非常事態」と言わざるを得ないだろう。こうした不安が単なる杞憂(きゆう)に終わり、山本監督ら侍ジャパンが不利な状況を覆して見事にWBC3連覇を達成してくれることを心から祈りたい。
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