調査リポート
洋画鑑賞で吹き替え版を選ぶ理由は?――自宅では吹き替え8割:タレントよりも声優希望
あなたは洋画を見るとき、字幕版と吹き替え版のどちらを選ぶだろうか。スター・チャンネルが調べたところ、自宅で映画を見る場合、およそ8割が吹き替え版を選ぶという。その理由とは?
洋画作品を鑑賞する場合、あなたは字幕版と吹き替え版のどちらを選ぶだろうか? スター・チャンネルが実施した実態調査によると、映画館で見る場合は字幕と吹き替えが拮抗しているが、自宅で見る場合は吹き替えが8割を超えることが分かった。
吹き替え版を選ぶ理由は「ストーリーを楽しめる」(81.1%)など、内容が分かりやすくなるからのようだ。また、「映像を楽しむため」(60.8%)、「字幕が見づらいから」(44.7%)といった意見もあった。
話題性でのタレント起用よりもプロ声優の演技で観たい
ところで、最近では子ども向けの洋画を中心にタレントやお笑い芸人が吹き替えを担当することも多い。吹き替え版に出演してほしいタレントについて質問したところ、「タレントではなく声優などがいい」という意見が全体の半数を超える563票を集めた。
スター・チャンネルでは、「話題性や知名度で起用される吹き替えキャストより、登場人物になじみやすくストーリーに集中できるプロ声優に演じてほしいという、日本人の本音が表れた」と結論づけている。
インターネットを使った調査で、全国の20〜60歳代の男女1000人が対象。調査期間は2013年7月30〜31日。
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