調査リポート
高齢者は何歳まで働きたいと思っている?
一般的には65歳ごろから「高齢者」と呼ばれるが、実際の50〜70代の男女は自分のことを「高齢者」だと思っているのだろうか? ワタミタクショク調べ。
総人口の4分の1に当たる24.1%が「高齢者」と呼ばれる日本。実際に50〜70代の高齢者は「高齢者について」どう思っているのか。ワタミタクショクが意識調査を実施した。
自分を「高齢者」だと思う年齢は何歳からだろうか? あなたは自分のことを高齢者だと思いますかと聞いたところ、全体の68.8%が「いいえ」と回答。70歳を超えると過半数が「はい」と答えるものの、それでも70〜74歳の47%は自分を高齢者だと思っていないようだ。
調査に答えた600人のうち、働いている人は239人。具体的に何歳ころまで働きたいと思っているのだろうか? 全体の平均年齢は67.5歳と、多くの企業が定年と定めている60〜65歳を超えた年齢まで働きたいという意欲を持っているようだ。
また、現在働いていない361人に対して、条件に合う仕事があれば働きたいかと尋ねたところ、40.2%が「はい」と回答している。
インターネットを使った調査で、全国の50〜70代の男女600人が回答した。調査期間は2013年8月28〜29日。
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