この夏に売れたノンアルコール飲料はどれ?
ソフトブレーン・フィールドが2013年8月5日〜9月8日までのレシートデータ1683件からノンアルコール飲料の購買理由を探った。上位5ブランドでは前回と同じ商品を選ぶ傾向が高いことが分かった。
アルコールが含まれていないか、1%未満のノンアルコール飲料を買う理由は何だろうか? ソフトブレーン・フィールドが2013年8月5日〜9月8日までのレシートデータ1683件から購買理由を探った。
この調査によれば、売れた商品は「サントリー オールフリー」(380レシート)、「アサヒ ドライゼロ」(362レシート)、「サントリー のんある気分」(221レシート)の順。上位10ブランドで全体の90.8%を占めている。上位10ブランドを対象に購買理由を尋ねると、「魅力的な商品特徴があったから」「価格がお手頃だったから」という項目が高い割合となった。
また、認知(店頭陳列)から実際の購入に至る割合を調べると、ブランドごとに異なる傾向があることも分かった。例えばビールテイスト飲料「キリン キリンフリー」は、認知57.5%、検討21.0%で、チューハイテイスト飲料「サントリー のんある気分」の認知39.8%、検討18.8%よりも高い数字だった。だが、購入を見てみると「キリン キリンフリー」の7.4%(221レシート)に対して「サントリー のんある気分」が13.1%(125レシート)と逆転現象が発生している。
さらに上位5ブランドを対象に、前回購入したブランドについて聞いたところ、すべてのブランドで同じ商品を購入している割合が最も多いことが分かった。特に「サントリー オールフリー」を購入した人の60%が、また「アサヒ ドライゼロ」を購入した人の56%が前回も同じブランドを選んでいた。
インターネットを使った調査で、調査データは利用者がレシート画像とともに購買理由を報告するポイントサービス「レシートで貯める」から得られた1683件(男性748データ、女性935データ)が対象。レシートの対象期間は2013年8月5日〜9月8日。
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