調査リポート
自分が将来かかりそうな病気が分かる「遺伝子検査」、受けてみたい?:40%が興味あり
今は健康、でも5年後は不安――と感じている人が約半数いることがオールアバウトの調査によって明らかになった。将来かかりそうな病気を予見できる「遺伝子検査」に興味を持つ人も多数いるという。
5年後の健康状態に自信はありますか? 20〜50代の男女に聞いたところ、半数以上が不安を感じていることがオールアバウトの調査で分かった。現在の健康状態については、約8割の人が健康だと答えているものの、その状態が続くかは怪しいと考えている人が多いようだ。
同調査では現在健康と答えている人のうち、約3割が不安を感じているという結果に。この理由について、脳神経外科医の菅原道仁氏は下記の5つを挙げている。
- 医療に関する知識が乏しく、病気にかかっているかどうか分からない
- 運動や食事など生活習慣の乱れを自覚している
- 多忙かつストレスの多い生活で、いつか病気にかかると推測している
- 元気だと思っていた知り合いが、急に病気になるケースを知った
- 自覚症状はないが、自分の体調に気が回っていない
自分が将来かかりそうな病気について、61.2%の回答者が予期していると答えているが、予防策を実施している人は25.5%に留まった。将来自分がかかるかもしれない病気を一部発見できる「遺伝子検査」について24.2%が受けたいと回答し、39.6%が興味があると答えた。菅原氏は「自分がなりそうな病気を予見できれば、生活習慣を整えることができるのでは」とコメントしている。
インターネットによる調査で、1都3県に在住する20〜50代の男女898人が回答した。調査期間は2013年10月31日から2013年11月6日まで。
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