インタビュー
コンビニコーヒーの味に違いはあるの? 科学的に分析した:仕事をしたら“味”を分析できるようになった(5/6 ページ)
外出先で「ちょっとコーヒーを」と思って、カフェチェーンに立ち寄る人も多いのでは。ファストフードやコンビニでも気軽にコーヒーを飲むことができるようになったが、その味に違いはあるのか。味を分析できる機械を使って調べたところ、意外な事実が……。
土肥: 両社のコーヒーの味は、よく似ている。ということは、ローソンのコーヒーは180円(Ponta会員は150円)に対し、セブンのは100円。同じだったら、セブンのほうが“おトク”と言えるのかも。
あっ、でも容量が違う。セブンは150ミリリットルで、ローソンは200ミリリットル……ということは、どっちが“おトク”なのかな……計算、計算。
鈴木: その計算をする前に、「苦味−酸味」の数値を見ていただけますか。
土肥: 「苦味−酸味」? どういう結果が出たのでしょうか?
鈴木: 「苦味−酸味」で計算すると、ローソンが0.31に対して、セブンは0.12。数値でみると、ローソンのコーヒーはスタバよりも苦味があるんですよ。なので、「とにかく苦いのが好き」という人は、ローソンのコーヒーがオススメですね。
一方、セブンのコーヒーは苦味はあるけど、あっさりしている。コーヒーを飲み慣れていない人は、あっさりした味が好きな傾向があるので、初心者はセブンのコーヒーがオススメですね。
関連記事
- なぜミニストップのソフトクリームは真似されないのか
某コンビニのPB商品がヒットすれば、競合他社が同じような商品を販売する――。コンビニは“真似の歴史”を刻んで、拡大してきたわけだが、真似されないモノもある。そのひとつが、ミニストップのソフトクリーム。その理由は……。 - アラフォーの「pino(ピノ)」が、いまも現役でがんばっている理由
アイスが食べたくなったので、コンビニの冷蔵ケースの中をのぞいてみると、定番商品ばかり。アイス市場は新商品が生まれにくいものなのか。そんな疑問が浮かんできたので、ロングセラーを続けている「pino」(森永乳業)の担当者に話を聞いた。 - ローソンのコーヒーは誰が飲んでいる? データから見えてきたコト
「コーヒーはコンビニで買う」という人が増えてきているが、一体どんな人が購入しているのだろうか。ローソンのPontaカードを分析すれば「どういった人が何を買ったのか」が分かるので、担当者に直撃。男性20〜40代がよく飲んでいるのは……。 - 自販機の一等地は「左上」? 人の視線を追いかけたら“常識”が覆った
自販機で缶コーヒーを買う――。日常的な行動なので、意識していない人が多いと思うが、実は自販機には隠れたノウハウがある。マシンの前に立ったとき「人は『左上』に注目する」と言われてきたが、ダイドードリンコがアイトラッキングを使って分析したところ……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.