Mobile Weekly Top10FOMAに何を求めていますか?
先週のアクセスランキングトップは「FOMA」ネタ。想像以上に,FOMAに対する関心は高いようだ。 映像や音楽の配信が価格付けのために難しいとしても,サービス開始直後からFOMAには以下の利点がある。
もはや限界に達したと思われるPDC方式の音質の悪さ,切れやすさは多くの人が感じていることだろう。また,高速なデータ通信で“新しい何か”がやってこないとしても,少なくとも「高速なiモード」は実現する。 現状のiモードは9600bpsという低速な方式を使っている。「電車の乗り換えを調べていたら,結果が出る前に電車が出発してしまった」などという皮肉さえ聞いたことがある。 「iアプリ」も,FOMAでなら魅力的な機能となるかもしれない。現状のiアプリは“10Kバイト以下”にプログラムサイズが制限されている。多くの開発者が指摘するように,10Kバイトは魅力的なアプリケーションを作るには小さすぎる。NTTドコモでは10Kバイト制限の理由を「通信速度」としており,FOMAなどで通信速度が高速になれば10Kバイトの制限を見直すという趣旨の発言をしている。 逆に,当面はFOMAに期待できないのは以下の点だ。
2001年5月にサービスが開始されるのはあくまで東京,横浜,川崎の一部。もちろん,現状のPDC方式での通信機能も持ったデュアル端末であれば問題ないのだが,当初はシングル端末のもようだ。 また,高速なデータ通信などの利点を生かすために,MPEG-4などのデコードチップ,豊富なメモリ,高速なCPU,大きなカラー液晶などが端末に搭載されるだろう。現在のPDC方式でさえ,NTTドコモの最新機種は3万円近くの販売価格だ。FOMA端末が高価になることは予想に難くない。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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