「K」と「SA」のケータイが家族に――「W61SA」、京セラ端末としてデビュー
京セラが三洋電機の携帯電話事業を買収したのに伴い、「W61SA」が京セラ端末としてデビューした。京セラは今後の端末について「当面は2つのブランドで端末を開発する」としている。
京セラが三洋電機の携帯電話事業を買収したのに伴い、「W61SA」が京セラ端末としてデビューした。同端末は初のSANYOブランドの京セラ端末となり、4月17日から順次店頭に並ぶ。
三洋電機と京セラは1月21日、三洋電機の携帯電話事業を約500億円で京セラに売却することで合意。4月1日付けで三洋が同部門を会社分割し、京セラが吸収するとしていた。三洋が売却したのは、三洋電機コンシューマエレクトロニクス(旧鳥取三洋電機)を除く携帯電話端末、PHS端末、PHS基地局、WiMAX基地局などの事業。これまでのSANYOブランドの携帯端末についても、旧鳥取三洋電製端末を除いて、京セラが継続してサポートする。京セラによるサポートの対象外となるのは「W62SA」「INFOBAR 2」「W53SA」「W42SA」「ジュニアケータイA5525SA」「Sweets cute」「ジュニアケータイA5520SAII」「ジュニアケータイA5520SA」「Sweets pure」「A5518SA」「A5514SA」「Sweets」「talby」「A5507SA」「A5405SA」「INFOBAR」「A5306ST」「A1014ST」「A1011ST」。
なお、今後のブランド展開について京セラは「現時点でKとSAのブランド統合は考えておらず、当面は2つのブランドで端末を開発する。今後、市場の反応を見ながら、ブランド統合について検討していきたい」(広報)としている。
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