iPhone 3Gの修理代金が変わっていた:Mobile Weekly Top10
2008年7月11日に華々しく日本市場にデビューした「iPhone 3G」も登場から7カ月。筆者の周囲でも、「壊した」「傷つけた」といった話をたびたび聞くようになった。そこで気になるのが、iPhone 3Gの修理代金。最新事情を、実際に破損したユーザーに確認してみた。
+D Mobile Weekly Access Top10
2009年02月07日~2009年02月13日
- 写真で解説する「CA001」
- 携帯各社は純増維持、ウィルコムは純減──1月契約数
- そろそろ春商戦、冷えた市場は活気づくのか──次回、auに新機種ラッシュ
- キャリア同士のMVNO、「不当という意味が理解できない」――ソフトバンクの孫社長
- UQ WiMAX、その可能性と課題
- 第2回 画面が“押せる”、新感覚のタッチ端末「BlackBerry Storm」──5500香港ドル=約6万5000円
- どうなる ケータイ春商戦――4割超が「購入予定なし」
- KDDI、2009年春モデル10機種発表――3D液晶、フルWVGA有機EL、8M CCDカメラ、タッチパネル、フルチェン第2弾も
- 端末不況が直撃──“足もとの弱さ”が垣間見えたソフトバンクの2009年春モデル
- iPhoneアプリ動画アワード 最優秀賞発表!
先週のアクセスランキングでは、カシオ計算機製のau端末「CA001」の解説記事がトップを獲得。発売日の掲載だったこともあり、高い関心を集めたようだ。2位には2009年1月末時点での各社の携帯電話・PHS契約数の記事、3位にはおなじみの携帯電話販売ランキングの記事が入った。1月下旬から2月上旬に集中していたウィルコム、イー・モバイル、KDDI、ソフトバンクモバイルの春モデル・新サービス発表会とUQコミュニケーションズのサービス発表会が一通り終わったが、これから3月に向けて、いろいろと注目のトピックが目白押しだ。
話は変わるが、「iPhone 3G」が日本市場にデビューしてからはや7カ月。筆者も発売日に購入したクチで、タッチパネルにフィルムを貼っているものの、ケースには入れずに使っている。そろそろ外装には細かな傷もいくつかついてきた。周囲では、「傷を付けた」とか「水没させた」とか「落とした」とかいった声も聞くようになった。
そんなiPhone受難者たちに、修理にどれくらいかかったのかを聞いてみたところ、16Gバイト版を水没させた人から「7万2450円だった」との報告があった。2008年7月の時点では、iPhone 3Gの全損、水濡れ、重度な傷・打痕などでの修理代金は16Gバイト版が6万3525円、8Gバイト版が5万1975円だった。そこでソフトバンクショップで確認してみたところ、「水濡れや重度の損傷の場合、修理代金は16Gバイト版が7万2450円、8Gバイト版が6万1950円になる」との回答が得られた。実はiPhone 3Gの発売後間もなく変わっていたようだ。
ちなみに損傷が軽い場合の修理代金は、16Gバイト版が2万9520円、8Gバイト版が2万520円で変更はないという。ただし、「損傷」の判定基準に変更があったようだ。全損時の修理代は上がったが、これまで「重度の傷」とされていた、落下などに伴う強化ガラスのクモの巣状のひび割れなどは、軽微な傷として安い価格で修理するようになったという。
ちなみにこの修理代金は、あくまでも“修理”の対価となるため、現金一括払いしか支払い方法が選べないとのこと。クレジットカードでの一括払いもできないそうなので、運悪くiPhone 3Gを落下させてしまった人は、現金の用意を忘れずに。
さて、これを実質的な値下げと考えるか、値上げと考えるか……。自身が置かれる環境によって判断は分かれそうだ。いずれにせよ、手厚い保証がある一般の携帯電話と同じ感覚でいると、いざ修理する段階になって思わぬ出費に茫然自失、なんてことにもなりかねない。事故は意識して防げるものでもないが、できる限り大切に扱いたいものだ。
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