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iPhone 3Gの第2期特需、早くも下火?携帯販売ランキング(3月16日~3月22日)(1/4 ページ)

学生や社会人の新生活需要を期待する携帯春商戦はそろそろ本格化──しているはずだが、不況が叫ばれる2009年は、「1円/0円」の割安な旧機種に人気が集まる状況は大きく変わらない。ただ今回は、春モデルで最後の登場となったauの新機種が大躍進する動きを見せた。

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旧機種「らくらくホンV」が首位獲得、シンプル&簡単系の新機種も多数発売


らくらくホンV

 最近のドコモ端末は、どうも動きが鈍い。今回、なみいる21機種もの現行機種(2008年冬モデル)を押さえて首位を獲得したのは、2008年8月発売のユニバーサル端末「らくらくホンV」(2009年2月に新色レッドを追加)だった。

 続いて2位にシャープ製の「SH-02A」(前回1位)、3位にNEC製の「N-02A」(前回4位)、4位にパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P-03A」(前回3位)、5位に富士通製の「F-01A」が入った。

 らくらくホンシリーズは、年間を通して売れる(時期によって変動する販売数の揺れ幅が他機種より少ない)特徴がある。今回首位のらくらくホンVは、新機種の動きが活発だった2009年2月まではランキングの下位に位置していたが、3月に入り、急に順位を上げた。同時にドコモ端末がキャリア総合ランキングのほとんどを占めていた状況も、今回はauやソフトバンク端末にかなり奪われている。らくらくホンVの躍進は「バリューコース一括0円~数千円」と安価に販売される理由もあるが、春商戦が本格化する中、他機種の販売状況が鈍っていることを示す状況が顕著に表れたといえる。

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 ただ、ドコモとしてはこの時期にらくらくホンVのような簡単、シンプルを特徴にする端末に需要があることは想定済みなのだろうか。3月の後半から、従来の“706ie”シリーズの後継となる新機種「L-03A」(3月14日発売)、「N-05A」(17日発売)、「P-06A」(29日発売)を立て続けに投入する。

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