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NTTドコモ、みずほ銀行と提携したケータイ送金サービスについて「検討しているのは事実」
NTTドコモとみずほ銀行が提携し、携帯電話を使った送金サービスを開始することが分かった。専用口座を設けず、月額料金に加算する形で徴収するため、手軽に利用できるという。
NTTドコモとみずほ銀行が提携し、携帯電話を使った送金サービスを開始することが分かった。一部報道機関が報じたもので、ドコモ広報は「開始時期などは未定だが、送金サービスの提供に向け検討している段階」と報道を認めた。
携帯電話を使った送金サービスは、銀行以外の事業者が預金や貸付け、為替取引業務を行える銀行代理店制度を利用したもの。国内キャリアでは、KDDIと三菱東京UFJ銀行が「じぶん銀行」を設立し、専用口座を使ったモバイルバンキングを提供。auケータイ同士では、電話番号を使った送金が行える。
ドコモとみずほ銀が提供するサービスも電話番号だけで送金が行えるが、携帯電話の利用料金に上乗せして徴収されるため新たに口座を開設する必要がなく、手軽に使える点が異なるという。ユーザー間の送金のほか、通信販売の決済や公共料金の支払いなどにも利用できるとみられている。
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サービスの実現には金融庁から銀行代理業務の許可を取得する必要があるが、「申請の時期や内容については、現時点で明らかにできない。開示できるタイミングでお知らせしたい」(ドコモ広報部)ということだった。
ドコモは金融サービスとしてこれまで、クレジットサービス「DCMX」とケータイクレジット「iD」などを提供しているほか、銀行独自のモバイルバンキングサービスを使いやすくする「iアプリバンキング」を端末にプリセットしている。
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