Samsung “ソーシャルハブ”端末「Wave」を大々的にプロモート:Mobile World Congress 2010(2/2 ページ)
Mobile World Congress 2010の開幕前夜に独自のプラットフォーム「bada」を採用したスマートフォン「Samsung Wave」を発表した韓国のSamsung電子は、大きなブースの大部分をこの新端末に関連するサービスやアプリケーションの展示に割いていた。
ビジネス向け製品や話題の新製品も展示
コンシューマーを強く意識したSamsung Waveの展示に対し、ビジネス向けにはWindows Mobileを搭載したスマートフォン「OMINA II」を活用した展示を行っていた。VPNを3G/Wi-Fi回線でシームレスに利用できるCiscoの「AnyConnect VPN」など、同社のスマートフォンに対応した各種ビジネスソリューション関連の展示には、企業関連の来訪者の姿が目立っていた。
またブースの一角には最新製品の展示も行われていた。「Diva」シリーズは女性に特化したファッション製品で、本体のデザインに凝っているだけではなく付属のアクセサリーにもこだわった製品。展示ブースには「Diva 2010 Collection」との表示もあり、洋服のように毎年シリーズ展開される予定もあるとのことだ。
そのほかには、スタイリッシュなデザインのエントリー向け3G端末「Shark」、学生層をターゲットにした小型のフルタッチ&スライドキーボード端末「Samsung Ch@t Wi-Fi」、IP54相当の防水防塵規格に対応した「E2370」、SNS機能に特化したフルタッチフォン「Monte」、Androidスマートフォン「Galaxy Spica」など特徴的な製品が一同に集められていた。
変わったところでは、燃料電池対応のコンセプトモデルも展示。携帯電話やデジタルオーディオプレーヤーが展示されており、いずれも燃料電池部分は透明素材を使って液体の燃料電池残量が見やすいものとなっている。また燃料電池は使い切りタイプの小さな密封容器で、持ち運びやすいだけでなく販売時も燃料漏れなどの心配がないとのことだ。なお製品化の時期は現時点では一切未定とのこと。
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