調査リポート
Android 2.1を使っているのはAndroidユーザーの約3分の1
GoogleはAndroid OS各バージョンの利用状況を推計し、デベロッパー向けのサイトで定期的に公表している。5月3日に発表された最新のデータでは、Android 2.1を使っているユーザーは、まだ全体の3分の1程度にとどまっているようだ。
Googleが5月3日、過去14日間にAndroidマーケットにあったアクセスを元に、ユーザーが利用している端末のAndroid OSのバージョンを調査し、その分布を推計したグラフを更新した。
それによると、最新のAndroid 2.1を利用しているユーザーは、全体の約32.4%とほぼ3分の1程度。Android 1.6が29.4%、Android 1.5も37.2%いて、まだ旧バージョンのユーザーの方が圧倒的に多いことが分かる。
プラットフォームバージョン | デバイスの% |
---|---|
Android 1.1 | 0.1% |
Android 1.5 | 37.2% |
Android 1.6 | 29.4% |
Android 2.0 | 0.3% |
Android 2.0.1 | 0.6% |
Android 2.1 | 32.4% |
Android OSは、端末の開発時期や発売時期、その後のバージョンアップの有無などによってそのバージョンが異なっており、最新のOSを搭載しているモデルは徐々に増えつつあるが、まだ少ない。例えばドコモの「HT-03A」は、Android 1.5を搭載して発売され、その後アップデートが提供されたが、Android 1.6以降はアップデートされていない。4月1日にドコモが発売した「Xperia」は、先日Android 2.1へのアップデートが明言されたが、時期は未定で、現状ではAndroid 1.6搭載となっている。ソフトバンクモバイルが4月27日に発売した「HTC Desire」はAndroid 2.1を搭載しており、そのスペックの新しさをウリにしている。
advertisement
関連キーワード
Android | Android 2.1 | Android 1.6 | OS | Google | Android 2.0 | スマートフォン | Xperia(SO-01B) | HTC Desire X06HT | DROID Incredible | Nexus One | Samsung Galaxy | Androidケータイ | Android Market | HT-03A
関連記事
ドコモ、「Xperia」のAndroid 2.1へのバージョンアップを予定
NTTドコモが、4月28日に開催した2010年3月期の決算説明会で、「Xperia」のOSをAndroid 2.1にバージョンアップする予定であることを明らかにした。そのほか、Xperiaのiモードメールアドレス対応やドコモマーケットの拡充についても言及があった。Google、Android 2.1搭載の“スーパーフォン”「Nexus One」を発表
Googleが1月5日(現地時間)、自身が端末の開発に深く関わり、Android OSの性能を最大限に引き出したスマートフォン「Nexus One」を発表した。米国では即日販売を開始している。ソフトバンク、Android 2.1搭載の「HTC Desire」を4月下旬に発売
ソフトバンクモバイルからHTC製のAndroid端末「HTC Desire」が発売される。同モデルはAndroid OSの最新バージョンを採用し、マルチタッチやGoogle Earthの音声検索、HTML5などに対応する。- Android 2.1搭載「DROID Incredible」、HTCとVerizonが発表
HTCの「DROID Incredible」は最新版Androidのほか、Snapdragon 1GHzプロセッサや800万画素カメラを搭載する。 Samsung、Android 2.1搭載スマートフォン「Galaxy S」発表
Samsungの「Galaxy S」は最新版のAndroidと、4インチのスーパーAMOLEDタッチスクリーンを搭載し、ARソフト「Layar」も備える。Acer、Android 2.1端末など新スマートフォンを発表
AcerがWindows Mobile、Androidを搭載した最新のスマートフォンを発表した。Ferrariとのコラボ携帯も近く披露する予定だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.