レビュー

写真で解説する「AQUOS SHOT SH008」(2/2 ページ)

シャープ製の「SH008」は、高感度な12.1M CCDカメラやタッチパネルを搭載するほか、防水性能やWi-Fi WINにも対応。“ほぼ全部入り”ともいえる、ハイエンドな1台に仕上がっている。

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 ソフトウェアは、SH006から大きな変更はないが、細かい機能の追加や強化、使い勝手の向上が図られている。SH008で新たに搭載されたのがインカメラ。480×854ピクセルのフルワイドVGAサイズの写真が撮影でき、2010年夏モデルでは唯一、テレビ電話に対応している。インカメラはレシーバーの右側にあり、自分撮りができるのはもちろん、鏡の代わりに使える「ハンドミラー機能」も利用できる。

サブカメラの搭載により、SH002以来となるテレビ電話に対応した(写真=左)。サブカメラを利用した「ハンドミラー機能」。鏡としてちゃんと逆像になる(写真=右)

 メインディスプレイはSH006と同じ3.4インチのタッチパネルを搭載し、メニュー周りやタッチパネルを使ったユーザーインタフェースも共通。タップ、ロングタッチ、フリック、スライド、ピンチという5つのジェスチャーで、さまざまな機能を操作できる。

 フォトビュワーではタグ付け機能を追加。任意の写真にアイコンやテキストによるタグを付けておくことで、タグから一覧表示ができる。ISO12800の高感度撮影やチェイスフォーカス&コンティニュアスAF、笑顔フォーカスシャッター、シーン自動検出などのカメラ機能は継承されている。

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3.4インチのフルワイドVGA、NewモバイルASV液晶を採用したタッチパネルディスプレイ。ビュワーポジションの横位置では、カメラやフォトビュワー、ワンセグ、LISMOといったAV系に絞ったメニューを利用できる
SH006と同じ「タッチカメラメニュー」。細かいところでは、スマートリサイズズームが最高画質の「12M」でも使えるようになった
撮影した画像にタグを付けておくと、撮影日だけでなくタグによる分類表示ができる
5Mサイズ以下の画像で設定できるモザイク加工機能も追加。顔を自動検出してモザイクをかけたり、任意の範囲を指定してかけたりすることも可能

 このほか機能ではWi-Fi WIN、ワンセグ、LISMO!、EZ・FM、グローバルパスポートCDMAといったauのサービスに対応。PCサイトビューアーやPCドキュメントビューアも搭載し、Wi-Fi WINによるブラウジングや、ダウンロードしたドキュメントの閲覧が可能だ。また、Bluetooth、FMトランスミッター、赤外線通信(IrSimple対応)、歩数計にも対応している。

Wi-Fi WINは「AOSS」に対応しており、簡単に無線LAN機器と接続可能。もちろん手動でのアクセスポイント検索や設定も可能だ
文字入力はタッチパネルによる操作も可能。SH008では予測変換候補の一覧を大きくするなどの改良が施されている。また、入力中の文字からでも検索できる「スマートリンク辞書」を搭載。入力文字列を選択し、発信ボタンを押すだけで辞書検索ができる

PCサイトビューアはタッチパネルを使った操作が可能。Flash Video形式の動画の視聴もできる
FMラジオを楽しめる「EZ・FM」に対応しているほか、音楽データやEZ助手席ナビなどの音声をFMラジオで聞けるFMトランスミッター機能も搭載(写真=左)。ダイヤルキー下部にある「クイック」ボタンを押すと現れる「クイックアクセスメニュー」。よく使う機能をワンタッチで呼び出せる(写真=右)
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