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ケータイ契約者情報の年齢で、より正確な認証を――auの「年齢確認サービス」
KDDIが、年齢制限のあるコンテンツの認証に携帯契約者情報の年齢を活用するサービスを提供。正しい年齢が分かる携帯契約者情報を活用することで、安全なネット利用環境の提供を目指す。
より正確な年齢情報でコンテンツ利用の認証を――。KDDIは1月下旬から、au携帯電話の契約者情報(利用者登録情報)を年齢制限のあるコンテンツの認証に利用する「年齢確認サービス」をコンテンツプロバイダ向けに提供する。契約時に本人確認書類が必要であるなど、正確な年齢が分かる携帯契約者情報を認証に活用することで、安全なネット利用環境の提供を目指す。
このサービスは、年齢によって機能に制限があるソーシャルネットワーキングサービスなどで、より正確な年齢情報を適用可能にするもの。au携帯電話のユーザーが年齢制限のあるサイトにアクセスした際、年齢確認の利用許諾に同意すると、KDDIがコンテンツプロバイダに携帯電話の契約情報に基づいた正確な年齢情報を通知する。これにより、コンテンツプロバイダはより正確な年齢情報に基づく認証を行えるようになる。KDDIが通知するのは、コンテンツプロバイダが指定した年齢以上か未満かという情報のみで、生年月日や満年齢は通知されない。
同サービスは、1月下旬から「au one GREE」に対応。2月にはmixi、3月以降にはモバゲータウンに対応する予定としている。なお、対応サイトについては、順次拡大する予定だ。
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