販売中のAndroid端末も「対応可能」 ソフトバンクが緊急地震速報対応を発表
ソフトバンクモバイルは、2011年度下期に発売する携帯電話およびスマートフォンの全てに「緊急地震速報」機能を搭載する。販売中のAndroid端末も「ハードウェアとして対応可能」だったため、ソフトウェア更新で機能を追加する。
ソフトバンクモバイルは4月18日、2011年度下期に発売する携帯電話およびスマートフォンの全てに「緊急地震速報」機能を搭載すると発表した。2011年度上期に投入する端末でも、一部を除き搭載する。
既に販売しているAndroid端末「DELL Streak 001DL」「GALAPAGOS 003SH」「GALAPAGOS 005SH」「HTC Desire X06HT」「HTC Desire X06HT II」「HTC Desire HD 001HT」「Libero 003Z」に対しては、ソフトウェア更新により順次搭載する。
また、iPhone向けに緊急地震速報を通知するアプリ「ゆれくるコール” for iPhone」を提供するアールシーソリューションに対し、通知速度の向上に向けてサーバ増強などの支援を行う。
緊急地震速報機能は、気象庁が配信する地震予報・警報「緊急地震速報」を、輻輳(回線が混雑しつながりにくくなること)の影響なしに受け取れる機能。2007年12月にNTTドコモが同機能の提供を開始し、KDDIは2008年3月に、ソフトバンクは2010年8月にサービスインした。早期にサービス提供を開始したドコモ、KDDIでは数十機種の対応端末があるが、ソフトバンクの端末は現状「831N」の1機種のみと出遅れていた。
販売中のAndroid端末に関しては「ハードウェアとして緊急地震速報機能に対応していた」ため、機能追加が可能だとしている。一方、ゆれくるコール” for iPhoneは、通常のアプリと同じパケット通信を利用するため、輻輳の影響を受ける可能性がある。
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