第18回 スマホで快適に文字を入力する(iPhone編):今すぐ使えるスマホレシピ(3/3 ページ)
スマホを使い始めたはいいが、もっと便利に使えることを知らないまま何となく使っている人は多い。そんなユーザーに向けて、使い方の基礎から一歩進んだ活用法までを取り上げる本コーナー。第18回では、iPhoneで快適に文字を入力する方法を紹介する。
「ユーザ辞書」を活用しよう
よく入力する単語や文章などは「ユーザ辞書」に登録しておくと便利だ。読み方を設定すれば、それに連動した単語が変換候補に表示されるので、筆者も複数の単語を辞書登録している。メールを入力する際などはかなり便利。よく使う顔文字などもここに登録しておくといい。「設定」→「一般」→「キーボード」→「新規単語を追加」からユーザ辞書に登録できる。
半角カナや特殊文字の入力方法は?
iPhoneでは半角カナが初期状態では入力できない。しかし、「半角カナ変換」(無料)というアプリを使えば、ひらがなまたは全角カタカナを入力し、「半角」ボタンをタップするだけで、半角に変換される。このテキストをほかのアプリに貼り付けて使用すればOK。やや面倒ではあるが、「キリッ」など2ちゃんねる的な用語を使いたいときには便利だ。
また、特殊文字を入力する場合は、キーボード表示で該当する文字を長押しすると、特殊文字の一覧が表示される。さらに、「特殊文字」(無料)というアプリなら、iPhoneには入っていない特殊文字も使えるようになる。入力した文字はコピー&ペーストして利用する。
音声入力はかなり精度が高い
キーボードの地球アイコンの隣にあるマイクのアイコンは、音声入力のためのボタンだ。このボタンをタップしてiPhoneに話しかけると、話した言葉をテキスト化してくれる。実際に使うと、変換精度の高さに驚かされるだろう。ちなみに紫の点線が表示される箇所は、ほかの単語に変換できるマーク。タップすると、別の変換候補が表示される。
音声入力は「Siri」でも利用されている音声認識システムを利用した機能で、なまりには弱い一面もある。しかし、はっきり、正確に話しかければたいていの入力はできるはず。荷物を持っていて片手が使えないシーンで、メモやメールを作成したいときに使うといい。
「メモ」アプリはフォントを変更可能
ここまで、標準搭載の「メモ」アプリを使って文字の入力方法を紹介してきたが、このメモアプリはフォントの変更に対応している。選べるフォントは3種類だけで、反映されるのは英数字のみだが、変更するとメモの印象も変わるので、一度試してみてほしい。設定を変更してから、新規作成したメモに適用される。
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