ベンチマークスコアの高い機種は?――Quadrant、AnTuTu、Basemark X、Browsermarkでテスト:最新スマートフォン徹底比較(2013年夏モデル編)(3/3 ページ)
スマートフォンの性能を図るうえで、ベンチマークアプリのスコアも1つの判断材料になる。今回はAndroidスマホ23機種で、「Quadrant Professional Edition」「AnTuTu Benchmark」「Basemark X」「Browsermark」のスコアを比較した。また、電源を入れた後の起動速度も比べた。
起動速度:“高速起動”を活用したらMEDIAS Xが最速
最後に、端末の起動時間を紹介しよう。「電源キーを長押ししてからロック画面が表示されるまで」の時間を3回計って平均値を出した(小数点3位を四捨五入)。端末の設定はほぼ初期状態のままだ。なお、Ascend D2、MEDIAS X、AQUOS PHONE ZETA、AQUOS PHONE si、HTC J Oneはメモリを保持することで高速で起動できるモードを搭載しているが、これらの機能はオフにして比較した。最も速かったのはAQUOS PHONE esの20.8秒。ほかに、Optimus it(23.3秒)、AQUOS PHONE ss(24.63秒)、AQUOS PHONE si SH-07E(24.7秒)が20秒台前半をキープしている。富士通端末とNECカシオ端末が30秒台で下位につけている。また最下位はAscend D2の42.66秒だった。
続いて、Ascend D2、MEDIAS X、AQUOS PHONE ZETA、AQUOS PHONE si、HTC J Oneの高速起動をオンにして起動速度を測った。結果はAscend D2が8.81秒、MEDIAS Xが2.83秒、AQUOS PHONE ZETAが13.27秒、AQUOS PHONE siが10.5秒、HTC J Oneが11.53秒だった。最も速かったのはMEDIAS Xで、3秒未満ならほとんど待たずに起動できるだろう。
メモリをリセットしたいときに便利な「再起動」メニューは、最近は多くの機種が採用しているが、今回のモデルの中ではXperiaシリーズと京セラ端末だけが再起動メニューを用意していない。
NTTドコモ | ||
---|---|---|
起動時間 | 再起動メニュー | |
ARROWS NX F-06E | 35.3 | ○ |
Disney Mobile on docomo F-07E | 33.37 | ○ |
らくらくスマートフォン2(F-08E) | 36.67 | ○ |
Ascend D2 HW-03E | 42.66 | ○ |
Optimus it L-05E | 23.3 | ○ |
MEDIAS W N-05E | 33.93 | ○ |
MEDIAS X N-06E | 39.37 | ○ |
ELUGA P P-03E | 32.57 | ○ |
GALAXY S4 SC-04E | 25.63 | ○ |
AQUOS PHONE ZETA SH-06E | 30 | ○ |
AQUOS PHONE si SH-07E | 24.7 | ○ |
Xperia A SO-04E | 29.63 | - |
au | ||
起動時間 | 再起動メニュー | |
HTC J One HTL22 | 33.33 | ○ |
AQUOS PHONE SERIE SHL22 | 26.4 | ○ |
Xperia UL SOL22 | 26.43 | - |
URBANO L01 | 27.8 | - |
ソフトバンク | ||
起動時間 | 再起動メニュー | |
ARROWS A 202F | 35.27 | ○ |
DIGNO R 202K | 30.13 | - |
シンプルスマホ 204SH | 26.6 | ○ |
AQUOS PHONE ss 205SH | 24.63 | ○ |
AQUOS PHONE Xx 206SH | 30.67 | ○ |
ウィルコム | ||
起動時間 | 再起動メニュー | |
DIGNO DUAL 2 WX10K | 31.17 | - |
AQUOS PHONE es WX04SH | 20.8 | ○ |
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