写真で解説する「AQUOS PHONE Xx 206SH」:フルセグはどんな感じ?(1/2 ページ)
高精細な5インチフルHDディスプレイやフルセグを搭載した「AQUOS PHONE Xx 206SH」は、ソフトバンク夏のフラッグシップモデルだ。外観、フルセグ、ソフトウェアを中心に、見どころリポートした。
ソフトバンクのシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE Xx 206SH」は、5インチフルHD液晶やフルセグを搭載したハイスペックなスマートフォン。発売は6月下旬以降を予定している。前モデル「AQUOS PHONE Xx 203SH」からわずか3カ月で後継機種が登場する形になるが、この203SHとの違いや、フルセグの詳細などをリポートしたい。
外観の特徴は?
発売が6月下旬以降とあってか、サイズや重さ、連続待受時間などのスペックはまだ確定していない。サイズについては5インチディスプレイを搭載していることもあり、幅は70ミリ前後が予想され、幅69ミリの203SHと比べてもやや大きな印象を受ける。ただしボディは全般的に丸みを帯びているので、手にしっかりフィットして持ちやすい。
余計な凹凸のない形状も特長で、側面にはキー類はない。ボリュームキーは203SHと同じくディスプレイ下にセンサーキーとして用意されているが、操作に慣れるまでは時間がかかりそうだ。電源キー+ボリュームキーで実行するスクリーンショットも、物理キーの方が操作しやすいように感じる。充電などに使うMicro USB端子は、防水端末ながらキャップレス構造になっており、ここは従来機から利便性が向上している。なお、203SHのディスプレイ左下に搭載されていた、任意のアプリを呼び出せる「クイック起動キー」は、206SHでは搭載が見送られている。
ディスプレイ下部にはホームボタンなどは用意されておらず、203SHと同様に画面下部に表示するオンスクリーンキーが採用されている。
なぜ「IGZO」じゃない?
バッテリー容量は203SHの2200mAhから3080mAhへと大きく増量されている。液晶パネルは「IGZO」ではなく「S-CGSilicon液晶システム」だが、5月7日の発表会の説明員(シャープ関係者)によると「電池持ちは203SHと同等以上を目指している」とのこと。実際、シャープは「2日間超えてもまだ余裕」とうたっている(外部リンク参照)。それでも、シャープが昨年冬から訴求しているIGZOを、フラッグシップ機に搭載しなかったのは残念でもある。技術的にはIGZOのフルHD化は進んでいるはずだが、ソフトバンクモバイルやシャープ関係者によると「この(206SHを発売する)タイミングで5インチフルHDのIGZOを量産するのは難しい。フルセグを最大限訴求すると考えたときの選択肢はS-CGSiliconが最適だと判断した」とのこと。画質自体はIGZOもS-CGSiliconも差はないので、バッテリーの持ちにどこまで影響が出るのかが気になるところだ。
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