3カ月間の利用時間がPCを上回る――Androidスマホユーザーのネット利用実態
D2Cは、Androidユーザーを対象としたインターネット利用実態調査を実施。3カ月間のスマートフォン利用時間はPCを上回る121時間という結果に。
D2Cが、Android搭載スマートフォンの所有者2131人を対象としたインターネット利用実態調査を実施。集計期間は2013年12月1日~2014年2月28日で、調査は「パソコン・ブラウザ」「スマートフォン・ブラウザ」「スマートフォン・アプリ」の各アクセスログを解析して行った。
調査結果によると、3カ月間のスマートフォン利用時間は121時間で、PCの102時間を上回った。またアプリ利用ジャンルで最も多いのは「ゲーム」(49.5%)で、男女ともに10代はSNSの利用時間比率が高かった。またPCとスマートフォンのブラウザで利用率の高いカテゴリは「外食」「旅行・宿泊」「ファッション」「化粧品」となった。
リリース本文
以下、リリースの本文です。
Androidスマートフォンユーザのインターネット利用実態調査
【ポイント?】 デバイス別の利用時間
~3か月間のスマートフォンの利用時間は121時間、パソコンの102時間を上回る~
調査期間の3ヶ月間の、調査対象者全体におけるデバイス別の利用時間は、「スマートフォン・ブラウザ」が37時間、「スマートフォン・アプリ」が84時間となり、スマートフォンの利用時間は合計で121時間となった。一方、「パソコン・ブラウザ」は102時間となった。
性年代別に見てみると、スマートフォンの利用時間合計は「女性10代」が221時間ともっとも長時間利用していた。男性でも「男性10代」が164時間となり、もっとも長時間となった。また、「女性10代」は「スマートフォン・アプリ」の利用時間も、166時間ともっとも長時間となった。
「スマートフォン・ブラウザ」では、「女性20代(57時間)」、「女性10代(55時間)」、「女性30代(44時間)」の順で長時間となっており、「スマートフォン・ブラウザ」の利用時間は、男性よりも女性のほうが長時間である傾向が見られた。
また、全体的に、「スマートフォン・アプリ」の利用時間が「スマートフォン・ブラウザ」を上回っており、多くの年代で2倍以上の利用時間となっていた。
【ポイント?】 「スマートフォン・アプリ」のジャンル別接触時間構成比率
~アプリ利用時間の約半分はゲーム、男女とも10代ではSNSの利用時間比率がもっとも高い~
調査対象者全体における「スマートフォン・アプリ」のジャンル別接触時間構成比率を見てみると、「ゲーム(49.5%)」、「ソーシャルネットワーク(14.9%)」、「ニュース&雑誌(8.3%)」の順で高い比率となった。
「ゲーム」では、「女性50代(66.6%)」、「女性40代(58.6%)」、「女性30代(56.1%)」の順で高い比率となり、女性のほうが男性よりも高い比率であるという傾向が見られた。
「ソーシャルネットワーク」では、「女性10代(43.7%)」、「男性10代(30.9%)」、「男性20代(22.5%)」の順で高い比率となり、若年層で高い比率であるという傾向が見られた。
【ポイント?】 「パソコン・ブラウザ」と「スマートフォン・ブラウザ」の利用状況
~「外食」、「旅行・宿泊」、「ファッション」、「化粧品」サイトはパソコン、スマートフォン共に高い利用率~
分析対象に設定した10の商品カテゴリごとに、メーカーやサービスのサイト、ショッピングサイト等をリストアップして、「パソコン・ブラウザ」からの利用率と「スマートフォン・ブラウザ」からの利用率を比較した。 10の商品カテゴリの平均値を基準に見てみると、「パソコン・ブラウザ」、「スマートフォン・ブラウザ」ともに高い比率となったのは、「外食」、「旅行・宿泊」、「ファッション」、「化粧品」であった。
一方、「ゲーム」は「スマートフォン・ブラウザ」からの利用率が「パソコン・ブラウザ」よりも高い比率となり、
「家電・情報機器」、「自動車」といった耐久消費財は、「パソコン・ブラウザ」のほうが高い比率となった。
関連記事
日経BP、ネットワーク利用実感の満足度調査を発表――エリア・通話・通信ともドコモがトップ
日経BPコンサルティングが「スマートフォンユーザーのネットワーク利用実感に関する満足度調査」の結果を発表。エリア・通話品質・通信品質のほか利用シーン全てでドコモがトップとなった。スマホ利用者は53%と前年比10ポイント増――リサーチバンクの調査
リサーチバンクが、全国の10代から60代の男女を対象としたスマートフォンに関する調査を実施。スマホ利用者は53%と、前年比10ポイント増となった。2013年のモバイルアプリ利用率は前年から倍増──Flurry調べ
2013年に最も利用が増えたのはLINEやFacebookメッセンジャーなどのメッセージングアプリで、前年の3倍になった。リサーチバンクのタブレットに関する調査で「有料アプリ利用者は2割」
リサーチバンクが、全国の10代から60代の男女を対象としたタブレットに関する調査を実施。19%が所有して、その20%が有料アプリを利用している。2013年に最も利用したアプリのジャンルは、「無料通話/チャット」「SNS」「ゲーム」――MMD研究所調査
MMD研究所が12月27日、「2013年スマートフォンアプリの利用実態調査」を発表。2013年に最も利用したアプリのジャンルは、「無料通話/チャット」、「SNS」、「ゲーム」がトップ3となっている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.