Microsoft、モバイルOSの名称も「Windows 10」に統一 2月にテクニカルプレビュー
MicrosoftのモバイルOSは「Windows 8.1」から次期アップデートで「Windows 10」になり、従来よりPCやタブレットとシームレスに連係できるようになる。
米Microsoftは1月21日(現地時間)、本拠地レドモンドで開催した次期OS「Windows 10」のプレスイベントで、同社のスマートフォンOS「Windows Phone 8.1」は次期アップデートで「Windows 10」になると発表した。「Windows Phone」という名称はなくなる。
Operating System部門コーポレートバイスプレジデントのジョー・ベルフィオーレ氏は、アプリもPC、タブレット、スマートフォンで共通の「ユニバーサルアプリ」になると説明した。モバイルアプリストアの「Windows Phone Store」はWindowsアプリストア「Windows Store」に統合される。
Windows Phone 8.1搭載端末のユーザーは、Windows 10発売後1年間は無料でWindows 10にアップグレードできる。Windows 7、Windows 8.1端末も同様だ。
プレスイベントでは、モバイル版OfficeやOutlook、Skypeなどのデモが行われた。例えばWordではPCとほぼ同じ種類のフォーマットをサポートするので、OneDrive上の文書を意識せずにPCとスマートフォンで編集の続きを引き継げる。PCで作成したPowerPointのデモをスマートフォンで持ち歩き、ディスプレイにキャストしてデモを実施することなどが可能だ。
モバイル版Windows 10(名称はPC版と同じ「Windows 10」)の初のテクニカルプレビュー版は2月にWindows Insider Programで提供を開始する見込み。
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