スーパースロー映像が撮れる! 「AQUOS」夏モデルはカメラがこう進化した:全機種GR certified(2/2 ページ)
3キャリアの2015年夏モデルとして登場したシャープの「AQUOS」。中でもフラッグシップは、全機種がスーパースロー撮影が可能になるなど、カメラ機能が大幅に進化した。
インカメラがワイドになって、より使いやすく
昨今の自撮りブームで、より注目が集まっているインカメラ。SH-03G、SHV32、Xxの3機種ともにワイド撮影が可能になって、グループでの“自撮り”がしやすくなった。
特にありがたいのは顔検出が可能なったことだろう。自撮り棒などを使わない場合は片手で構えることになるが、腕を伸ばした状態ではカメラ操作がなにかと不自由である。しかし、新しいインカメラは自動的に顔を検出して露出補正が行われるため、綺麗な撮影がしやすくなった。実際試してみたところ、認識も早く、心なしか美肌効果もあるように感じられた。
また、撮影時にはセルフタイマーも利用できる。しかも今回から2秒または5秒のいずれかが選べるようになった。特定のアクションによる自動撮影機能はないが、タイマーなら選択すれば誰にでも確実に撮れるので安心だ。
「インカメラワイド」という撮影機能も覚えておきたい。これはいわばインカメラのパノラマ写真のようなもの。メニューで選択したら、左端から右端にガイドに従ってカメラを動かすと、指定ポイントで自動的にシャッターが切れる。合計5枚の写真が自動的につなぎ合わされて、1枚の写真ができあがるのだ。撮影時は自分が回転したり、大胆に腕を動かしたりしてしまいがちだが、手首だけでカメラを回すのがコツ。5人以上集まったときに活躍しそうな機能である。
スーパースロー映像が誰でも手軽に撮影できるように
今回のカメラの進化点の最大の機能が、ハイスピードCMOSセンサーを搭載したことにより「スーパースロー映像」の撮影が可能になったことだ。フルHDサイズなら秒間120枚、フルワイドVGAサイズなら秒間210枚の撮影ができるという。
撮影するときは、撮影メニューの「スロー録画」を選択。撮影自体は通常の動画撮影と変わらず、アイコンをタップするだけだ。再生時に動きの大きな部分を自動的に検出し、フレーム補完技術により、フルワイドVGAサイズ時では最大秒間2100枚まで映像を補完し、70分の1秒というスロー再生が可能だという。
水風船が割れるサンプル動画が用意されているが、KDDIの展示会場では豆乳のクラウンを実際に撮影するデモも行われており、立派なミルククラウンがしっかり撮影されていた。スローに見せる部分は自動的に検出されるが、自分で範囲を変えることもできた。
撮影した動画を自由にスロー再生できるのは端末の中だけで、オリジナルをそのまま共有することはできない。誰かに見せたいシーンがある場合は、エクスポート機能を使って書き出せば(MP4形式)、SNSなどにアップロードできるそうだ。気になる1シーンは、静止画としてもキャプチャすることができる。
スーパースローの撮影メニューは2階層ほど奥にあるため、日常のさりげないシーンをいきなりスーパースローで、というのはタイミング的に難しいかもしれない。しかし、我が子の初体験記録などはあえてスロー映像で撮影しておくと、いい想い出として残せるに違いない。
撮影機能が充実しておりお得感あり。発売が楽しみ!
以上が新しいAQUOSのカメラ機能である。これ1台でいろんな撮影が可能になっており、非常にお得感が高い。写真好きの一個人としては、自分の生活においてどのような写りを見せてくれるのか? 今から非常に気になっているところだ。
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