“ネコダイエット”もOK――愛猫の顔を認識して餌を与える「Catfi」: COMPUTEX TAIPEI 2015で見つけたIoT製品
Zilliansは、飼い主が不在中でもネコに食事や水を与えることのできる自動給餌機「Catfi」を出展。ネコの顔を認識し、食事量の記録や管理もできる。
複数のネコを顔認識、食べた餌の量も自動で記録するCatfi
Zilliansの「Catfi」は、ネコ用の自動給餌機だ。飼い主が不在中の昼間や、長期旅行中でもネコに餌を自動で与えることができる。本体には餌用のカートリッジと水のカートリッジ2つを備え、それぞれ3.6~4.5キログラムの餌、5リットルの水を充当可能だ。満杯にしておけばネコ1匹の約1週間分の食事量になる。ネコがCatfi本体に乗ればその餌や水が自動的にフィードされるので、飼い主は餌やりの手間から解放されるわけだ。
しかしCatfiの機能は自動給餌機だけではない。本体をネットにつなぐことで、ネコの顔認識や健康管理も行えるのである。
Catfi本体手前のトレイ部分にネコが乗り、給餌トレイ部分に顔を近づけると、内部に設置されたカメラが自動起動し、ネコの顔をクラウド上のデータと照合する。複数のネコを飼っている場合でも、どのネコがCatfiに乗って餌を食べようとしているかを認識してくれる。そして餌と水を自動的に給餌トレイに落とし、それをネコが食べるわけだ。なお食べている間はカメラが同時にその様子を動画でストリーミング配信してくれる。
Catfiは餌をフィードしたときの給餌トレイの重量を自動計測しており、ネコが食事を終えてCatfiから降りると、再びトレイの重量を計測。その重量差から1回の食事でどれだけの餌と水を摂取したかを記録してくれる。データはクラウドに自動保存され、スマートフォンアプリから日々の摂取量の記録を確認できるわけだ。
また、ネコごとに1回あたりにフィードする餌の量を設定することも可能だという。太ってしまったネコに対しては、あらかじめアプリ上から与える餌の量を少なく指定しておけば、そのネコがCatfiに乗っても1日あたり決まった量の餌しか食べることができない。
Catfiの発売は2015年第3四半期から第4四半期の間。価格は249ドルを予定しているとのこと。
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