売り場拡大で対アップルに自信――Surface 3販売開始:ビックカメラ有楽町店にWindowsエリアがオープン
Surface 3の発売日を迎え、ビックカメラ有楽町店に日本マイクロソフトの樋口氏らが訪れた。同店舗にはPC売り場をリニューアルした「Windowsエリア」がオープンする。
日本マイクロソフトは2015年6月19日、「Surface 3」国内モデルの販売を開始した。ビックカメラ有楽町店では、Windowsを搭載するPCの売り場をリニューアルした「Windowsエリア」を同日よりオープンし、売り場の規模拡大を図る。日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏はビックカメラ有楽町店を訪れ、発売したばかりのSurface 3を報道関係者に披露した。
樋口氏は、「今日は待ちに待った発売日。今までのWindowsタブレットは、フルのWindowsが動くものだと重く、本体の厚みが気になった。そういった意味でもSurface 3は非常に完成度が高いタブレットになった」と話す。
既報の通り、Surface 3はSurface Pro 3に比べて幅を約25ミリ、高さを約14.3ミリ、厚さを約0.4ミリ削り、重さを159グラム落として小型化している。
ビックカメラ代表取締役社長の宮嶋宏幸氏によると、この一カ月でSurface 3の予約は非常に好調という。7月からの夏商戦を前に、このSurface 3を起爆剤として期待しているとのこと。
また、急きょ参加したソフトバンクモバイル専務取締役のエリック・ガン氏は、「ほぼ1年前からSurface 3のLTE開発をマイクロソフトと共同で行ってきた。発売日を迎えることができてうれしい。Surface 3に搭載された4G LTEでいつでもどこでも仕事ができる。これが最大のポイントになる」と話す。
ビックカメラ有楽町店のWindowsエリアについて樋口氏は、「Windowsの売り場面積は競合(アップル)に比べて広いはずなのに、(アップルのほうが)メジャー感があると思っていた。Surface 3、そしてWindows史上最も完成度が高いWindows 10、これらの情報発信基地として、Windowsエリアを見守っていきたい」とコメントしている。
また、「9月、10月には各社からWindows 10デバイスが続々と登場する。まずは7月29日にリリースされるWindows 10を(Windowsエリアのような場所で)お客様に触れてもらいたい」との意向を示した。
さらに、今後ビックカメラ以外にも同様のコーナーを展開していく考え。そのためにもビックカメラ有楽町店で成功する必要があると報道陣に話した。
ビックカメラ有楽町店店長の佐藤壮史氏によると、「Windowsエリアは、本日発売されたSurface 3を中心に、全15社150アイテム、オーダーメイドPCを含めると380アイテム、そしてアクセサリーや周辺機器を広いスペースに配置し、お客様が快適にPCをお選びいただけるようにした。商品の配置は統一し、1つ1つの商品が引き立つような演出を行っている。ごちゃごちゃした売り場ではなく、お客様が知りたい情報を知り、我々も接客をする上で伝えたいことを伝えられる、そういった売り場がコンセプト」と話した。
さらに、Windowsエリアには催事スペースも用意する。ユーザーに対する情報発信の場として、メーカーのキャンペーンなどさまざまなイベントを開催し、Windowsパソコンコーナーを盛り上げていくという。
今回の報道陣向け内覧には、ビックカメラ女子ソフトボール高崎の選手も応援に駆けつけた。Surface 3についてコメントを求められると、投手の上野さんは「遠征の多い私たちにとって、4G LTE対応は非常に便利な製品だと思います。チームのメンバーにも紹介して勧めたいです」とコメント。捕手の我妻さんは「私はキャッチャーなので、対戦相手の分析や研究に活用したいです」、投手の中野花菜さんは「試合のないオフシーズンは、ショッピングに出かけることが多いので、カフェに持ち込んで調べ物などに使えたら便利だなと思いました」、同じく投手の濱村ゆかりさんは「私のリラックス法は音楽を聴きながら寝ることなので、遠征先などに持ち込みたいです」と、それぞれがSurface 3を活用したいシーンを語った。
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