「格安SIM」乗り換えの課題は認知率、料金プラン、端末――J.D. パワーの調査
J.D.パワーが「2015年日本携帯電話サービス顧客満足度調査<MVNOに関する意識・利用実態編>」の結果を発表。今後携帯電話会社を変更したいというユーザーのうち、16%がMVNOに変更したいと答えた。
J.D.パワーは、9月15日に「2015年日本携帯電話サービス顧客満足度調査<MVNOに関する意識・利用実態編>」の結果を発表した。
本調査は、全国の10地域(北海道、東北、北陸、関東、東海、関西、中国、四国、九州、沖縄)で、個人のNTTドコモ、au、ソフトバンクユーザーを対象にMVNOに関する意識と利用実態をインターネット上で聴取したもの。有効回答数は3万1200人。
1年以内にNTTドコモ、au、ソフトバンクへ新規加入したユーザーのうち、MVNOサービスを比較検討の選択肢に入れたのは5%。選択肢に入れなかった理由の最多は「MVNOはなかった/知らなかった」の37%で、「MVNOはあった/知っていた」というユーザーからは「料金プランが良くなかった」「欲しい電話機がなかった/使いたい電話機に対応していなかった」という回答が多く集まった。利用料金は安くはなるが速度制限になるデータ通信容量の上限が低い、サービス内容に比べ料金プランが魅力的に見えない、対応機種に人気端末が少ないことなどが考えられる。
またNTTドコモ、au、ソフトバンク利用者のうち、今後携帯電話会社を変更したい(ぜひ変更したい+やや変更したい)と回答したのは22%で、その中でMVNOに変更したいと回答したのは16%。属性別にみると男性がやや多く、スマートフォン/フィーチャーフォンユーザー間に差はみられなかった。
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