「スタビライザー」を使って撮った動画を「iMovie」で編集してみよう:荻窪圭のiPhoneカメラ講座(2/2 ページ)
スタビライザーで動画を撮影すると、タイムラプス撮影でも手ブレを大きく抑えられる。そうして撮った動画をより「魅せる」ために、今回は「iMovie」を使って編集してみようと思う。
iMovieで編集してみよう
今回は、上のような動画をいくつかと通常速度の動画を撮ったのだが、そのままだと見せられるものにはならない。
DJI GOにも簡単な編集機能はあるが、機能的に弱い。そこで、動画編集アプリの出番なのだ。
その前に、編集の下準備をしよう。まず、DJI GOからフォトライブラリに動画を書き出す。手順としては、以下の通りだ。
- 「オリジナルビデオ」から動画を選び、前後をトリムして「保存」する
- 保存した動画が「動画を作成します」というところに保存した動画が並んだことを確認
- それらをまとめて「デバイスに保存」してフォトライブラリに書き出す
書き出したら、後は編集。動画編集アプリはいろいろあるけれども、誰でもさっと使えるものといえばApple純正の「iMovie」だ。
ということで、今回はiMovieを使って動画編集をするのである。まず、iMovieを起動して「新規プロジェクト」を作成する。「プロジェクトの作成」(「+」アイコン)をタップすると、「ムービー」を作るか「予告編」を作るか聞かれる。まあ、ここはムービーを選択。
次に、使う素材をダダダッと選んでプロジェクトを作っていく。各クリップの長さを調節したり、途中で分断して2つに分けたりして調節をしよう。
「プロジェクト設定」から「テーマ」を選択して「テーマ曲」のスイッチを入れると、そのテーマに合った音楽を自動的に付けてくれる。もちろん、自前の音楽を付けることもできる。今回は「旅行」テーマの音楽を流用して動画を作ってみることにする。
通常の速度で撮ったクリップは、そのまま使うとタイムラプスで撮った映像と速度差がありすぎる。そこで、等速クリップの再生速度を変えると違和感が少なくなる。
iMovieでは、クリップの再生速度を「8分の1倍速」から「2倍速」までの12段階に調整できる。今回は通常速度のクリップだけ「2倍速」で再生するように調整した。
最後に、タイトルを付けて完成だ。
さて、出来上がった動画はどんなものか。こんな感じだ。
ラストで拝殿にズームインしてるけれども、これはデジタルズーム。Osmo Mobileで人差し指のトリガーを押しながらジョイスティックを動かすことでズーミングできる。これは便利。
ナレーションを追加したり、オリジナルのBGMを用意したりすると、本格的な動画に仕上がる。
そういう時代なのだなあ……。
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