ウェアラブル端末の2016年通年のシェアトップ3は前年と変わらずFitbit、Xiaomi、Apple:調査レポート
米調査会社IDCの世界ウェアラブル端末調査によると、2016年通年のメーカー別ランキングのトップ3は前年と同じFitbit、Xiaomi、Appleだった。Fitbitはシェアを22.7%落とし、Appleは13%増やした。通年の総出荷台数は1億台を超えたが、市場の成長は緩やかだ。
米調査会社IDCは3月2日(現地時間)、2016年第4四半期(10~12月)および2016年通年の世界ウェアラブル市場調査の結果を発表した。米Fitbitがシェアを減らしたものの、第4四半期、通年それぞれでトップを維持した。
2016年通年で出荷されたウェアラブル端末は、前年比25%増の1億240万台。第4四半期は前年同期比16.9%増の3390万台で、四半期としては過去最高だった。
第4四半期のメーカー別ランキング1位のFitbitは、注力している米国市場が飽和状態に近づいていることと、それ以外の地域では低価格製品との競争に直面していることで過去最大の割合でシェアを落とした。なお、Fitbitの出荷台数には12月に買収したPebbleとVectorの製品も含まれている。
3位の米Appleは、9月に発売した「Apple Watch Series 2」が(相対的に)好調で、同社としてはウェアラブル市場で過去最高の出荷台数(460万台)だった。
同社のラモン・ラマス氏は声明文で、「他のテクノロジー市場と同様に、ウェアラブル市場は変わっていく。歩数計としてスタートしたウェアラブル端末は、多目的対応になり、スマートフォンからのプッシュ通知を表示するなどの機能が追加されてきた。ヘルスケアとフィットネス機能は今も中心にあるが、セルラー通信網に接続するようになり、スマートフォンから独立することで新たな可能性が広がる」と語った。
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