iOSの「写真」アプリ(+α)を使って画像に注釈を入れてみる:荻窪圭のiPhoneカメラ講座(3/3 ページ)
写真だけでは伝わりにくいことがある。そんな時、写真に情報を書き加えればより分かりやすくなることがある。今回は、iOS標準の「写真」アプリとサードパーティー製画像編集アプリを使って画像に注釈を入れる方法をご紹介する。
便利な機能で複合技をキメる
……と、ここまで基本的な使い方を紹介してきたが、マークアップにもSkicthには他にも便利な機能がある。
例えば、マークアップなら画像を部分拡大する「ルーペ」が便利である。写真の一部だけはっきり見せたいときにピッタリだ。
ここでいったん完了をタップし、続けてSkitchを呼び出す。
Skitchの「モザイク」と「矢印」はなかなか使える。モザイクは諸般の事情で公開したくない人の顔が写ってしまったとか、知られてはマズい情報が写っちゃったとか、そういうときに便利だ。
モザイクツールの使い方は簡単。モザイクを掛けたい範囲を四角で指定するだけだ。
ついでに矢印を付けて文字を入れて完成だ。完成したら完了をタップし、チェックマークをタップして保存しよう。
要するに、それぞれの画像処理アプリの得意な機能を組み合わせて使えばも良いのである。あとはシェアしようが何しようが普通の画像として扱える。
画像編集前に「複製」を作っておくともっと便利
さてさて、こうしてあれこれいじった写真だが、元画像は別途保存されているので、いつでも元に戻せる。しかし、元画像と注釈をつけた画像の両方をいつでも使えるようにしておくともっと便利である。
そこで、マークアップやSkitchでドカっと手を加えたいときは、あらかじめ画像を「複製」しておくことをお勧めする。
そうすれば、元画像と注釈付画像の両方が並ぶので何かと扱いやすい。
写真や画像は「何かを伝えるため」にある。時には写真や画像に対して注釈をいれることでより伝わることがある。そういう時、写真編集Appは力を発揮する。
他にも写真編集Appとして使える画像処理アプリはたくさんある。あれこれ使ってみるべし。
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