iOS 11で改善してほしいアノ機能:ふぉーんなハナシ
2017年秋に「iOS 11」が配信されますが、その中で改善してほしい機能が。iPhoneの「簡易アクセス」です。現状は画面の上半分が表示されるだけですが……。
2017年秋に「iOS 11」が配信されますが、その中で、そろそろ改善を期待したい機能があります。
iPhoneの画面が、いつの間にか半分しか表示されなくなった、ということはありませんか? これは「簡易アクセス」という機能によるもので、ホームボタンを2回タップすると、画面の下半分が消え、上半分だけが表示されるようになります。これはiPhone 6以降の機種で利用できる機能です。
画面上部のアイコンやリンクは押しやすくなりますが、メリットはそれだけ。例えばホーム画面で簡易アクセスをオンにして、アイコンをタップしてアプリを起動すると、画面はもとの表示に戻ります。常に上半分が表示されたり、画面全体が縮小表示されたりするわけではありません。Androidスマホの一部で利用できる「片手モード」と比べると、メリットは限定的といえます。
また、画面上部は押しやすくなりますが、左右を削ることはできないので、右端や左端は依然として指が届きにくいまま。特にiPhone 6 Plus、6s Plus、7 Plusは画面サイズが5.5型と大きいこともあり、片手だと画面の端まで指を伸ばすのが難しいですよね。
言い方は悪いですが、現状の簡易アクセスは、中途半端な機能になっていることは否めません。意図せず表示が変わって当惑する人も多そうです。簡易アクセスは「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「簡易アクセス」をオフにすれば、無効にできます。
個人的に片手モードが欲しいのは「Pokemon GO(ポケモンGO)」でポケモンを捕獲するとき。iPhone 7 Plusだと片手で捕まえるのは至難の業です(ポケモンにもよりますが)。画面全体を縮小するのは見栄えが悪く、Appleの美学に反するのかもしれませんが、「Plus」が登場してもうすぐ3年。ユーザーの利便性を考えると、簡易アクセスの改善は、ぜひ検討してほしいところです。
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