走行情報をリアルタイムに共有 ナビタイムが「グループドライブ」機能を提供:ドライブサポーターとau助手席ナビで
ナビタイムが、車の走行情報を複数ユーザー間で共有できる「グループドライブ」機能を提供する。「NAVITIMEドライブサポーター」と「au助手席ナビ」が対象。グループに招待されたユーザーは、目的地までのナビ機能を無料で利用できる。
ナビタイムジャパンは、カーナビアプリ「NAVITIMEドライブサポーター」と「au助手席ナビ」向けの新機能「グループドライブ」を7月31日から提供する。いずれもアプリのアップデートにより利用可能になる。
グループドライブは、最大10人のグループ間で、現在地、目的地までの到着時間、移動ルートをリアルタイムに共有できる機能。ゴルフやキャンプなどの目的地に各自が集合する、ツーリングで共通の目的地へ向かう、複数の友人を自宅に招待する、といった利用シーンを想定している。現在地を共有する機能は以前からあるが、カーナビで移動しながらリアルタイムに現在地を共有できる機能は、類似サービスを含めても初めてだという。
ドライブサポーターかau助手席ナビの有料会員がリーダーとなって、他のユーザーを招待すると、グループが作成される。その際、リーダーは目的地を設定し、LINEやメールでメンバーを追加。メンバーはLINEやメールに記載されたURLをタップすると、グループに参加できる。なお、グループのユーザーは同じアプリを使っている必要があり、ドライブサポーターとau助手席ナビのユーザーが混在して1つのグループに参加することはできない。
グループは24時間まで有効だが、最大2回の延長に対応しており、計72時間まで有効にできる。例えば2泊3日など泊まりがけの旅行に出掛けるときに便利だ。
グループに招待されたユーザーは、有料登録しなくても、目的地まではドライブサポーターのナビ機能を利用できる。ただし渋滞や交通規制などの道路交通情報を届ける「VICS」は利用できず、プローブ情報をもとにしたルートが表示される。その際、ドライブサポーターでもおなじみの、渋滞を回避するルート、景色の良いルート、ガソリンの消費を抑えたルート、無料や距離を優先するルートなど、複数のルートを提案してくれる。
ちなみに、走行した距離に応じてポイントがたまる「ナビタイムマイレージ」は、招待された無料ユーザーも利用できる。ナビタイムマイレージは有料会員とは登録が異なるため、無料ユーザーがナビタイムマイレージに登録して走行すれば、ポイントをためられる。
有料会員の料金は、ドライブサポーターが月額300円(税別)、月額400円(税込)、3500円(税込)/365日など(決済方法によって異なる)。au助手席ナビが月額300円(税別)または150円(税別)/24時間。
ナビが始まると、メンバー全員の現在地が地図上に表示され、各メンバーの現在地を個別に確認することもできる。地図上で動かないユーザーがいたら、「何かトラブルがあったのか?」といった気付きにつながる。
ドライブサポーターやau助手席ナビのアプリ上で、メンバー同士でチャットをする機能はないが、「利用状況を見て検討する」(オートモーティブ事業プロジェクトマネージャー 深山将太氏)とのこと。
なお、「カーナビタイム」には、今回のグループドライブ機能は搭載されない。カーナビタイムには、車高車幅を考慮したルート検索、圏外での音声案内、ボイスコントロールなど、より多くの機能が搭載されている。「カーナビタイムは、どちらかと言うとコアな方がビジネス用途で使うことが多いが、ドライブサポーターはライトに使う方が多い」(担当者)こともあり、プライベートでの利用を想定したグループドライブは、まずはドライブサポーターとau助手席ナビから搭載する。ただしカーナビタイムへの搭載も検討はしているとのこと。
グループドライブの提供に伴い、au助手席ナビの月額コースに新規で登録すると、データ容量を200MBプレゼントする。さらに、au助手席ナビに登録してグループドライブを利用すると、抽選でデータ容量800MBをプレゼントする。期間は7月31日から8月31日まで。
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