盛り上がりすぎには要注意? 怪獣酒場でバルタン星人と「記念撮影」してきた:AR技術を活用
川崎市川崎区に、ウルトラ怪獣が「集う」といわれる居酒屋がある。リニューアルオープンに合わせて、店長のバルタン星人と「記念撮影」できるというので行ってみた。
川崎市川崎区にある「怪獣酒場」。ウルトラマンシリーズに出てくる怪獣たちが憂さ晴らしにやってくる居酒屋で、夕方から夜にかけては人間にも「開放」されている。店長は、かの有名な「バルタン星人」だ。
そんな怪獣酒場が、4月6日リニューアルオープンした。それに合わせて、怪獣酒場、フィールズや円谷プロダクションの協力のもと、KDDIがバルタン店長と「記念撮影」できるというキャンペーンを5月31日まで開催している。
バルタン店長の粋な計らいで、筆者は昼間に怪獣酒場へと「立ち入る」機会を得た。一体、バルタン店長との「記念撮影」は、どのようにして行われるのだろうか……?。
「記念撮影」は食事・飲み物と同様に注文
バルタン店長との「記念撮影」を希望する場合、原則として店舗の奥にある「怪獣無法地帯」(座敷エリア)に通される必要がある。ただし、それ以外のゾーン(座席)でも体験できる「特別バージョン」も用意しているとのこと。詳しくはバルタン店長の部下(店員)に聞いてみよう。
土日祝祝日は怪獣無法地帯を「指定」して座席を電話予約することもできる。ただし、5人以上での来店が必要だ(参考リンク)。ここからは、怪獣無法地帯に通された前提で話を進める。
怪獣無法地帯には、食事・ドリンクのメニューと一緒に「記念撮影」メニューも用意されている。「記念撮影」は1回1000円(税別)のシングルプライス。食事・ドリンクと一緒に「バルタン店長を撮れ!」を注文すればOKだ。注文はいつでも可能だが、混雑時や予約入店時は席が2時間制となるので、念頭に置いておこう。
メニューにも書いてあるが、店長との「記念撮影」は1回あたり7分間、100枚までという制限がある。時間や枚数が十分かどうかは各人の判断に任せるが、基本的には必要十分だと思われる。
ARスマホで「記念撮影」
注文してしばらくすると、店員が席にAR撮影に対応したスマートフォンを持ってくる。グリップ付きの専用ケースに入れられており、ブレなく撮影できそうだ。
スマホを手にしたら、怪獣無法地帯のどこかにいるはずのバルタン店長を探す。見通し360度以内には必ずいるはずなので、カメラを向けて見つけよう。
見つけたら、画面右下(縦持ち時は左下)にあるシャッターボタンを押して撮影する。バルタン店長は何パターンかのポーズを取ってくれる。タイミングが合えばバルタン店長と一緒に写真に写れるのだが、同じポーズを取る時間が若干短いので、準備をしている間に店長が違うポーズを取り始める可能性もある。
バルタン店長は基本的に席に着いた状態で探す。店長に近付くとその分迫力のある写真が撮れるので、他の客の迷惑にならない範囲で移動するのはアリだろう。
残り時間・撮影枚数は撮影画面の中に出る。慌てずに、焦らずに撮影するようにしよう。
シャッターを切ると、店長は「瞬間移動」する。またスマホ(や体)を動かして探そう。
ちなみに、店長にカメラを向けると、いろいろなせりふを発する。せりふはポーズと連動しているが、撮影した写真にはそのせりふは入らない。その代わりにクレジット画像(怪獣酒場のロゴと著作権表記)が入るようになっている。
撮影後は画像をダウンロード 有効期間は30日間
7分間の撮影タイムが終わると、最後にバルタン店長との「じゃんけん」タイムが訪れる。撮影画面に「グー」「チョキ」「パー」の選択肢が出てくるので、どれか1つを選ぶと店長がそれに合わせた「行動」を取ってくれる。この間も撮影は可能だ。
店長の手の形状を考えると、事実上“一択”である気もするが、選択肢によって店長のリアクションが大きく変わる。通常の撮影モードとは異なり、じゃんけんは1回しかできないので、慎重な判断が求められる。
じゃんけんが終わると、撮影した画像のアップロードが始まる。画面にある「QRコード表示」をタップすると、アップロードサイトへのリンクを含むQRコードが表示される。これを手持ちのスマホで読み取って、画像データをダウンロードする。URLはスマホはもちろんPCでも有効で、ダウンロード期間は30日間となる。店頭の無料Wi-Fiサービスを活用すれば、データ通信量を消費せずに写真をゲットできる。
ただ、現状では画像のダウンロードは1枚1枚する形となっている。個人的にはZIP形式(圧縮ファイル)でまとめてダウンロードしたいのだが、スマホを優先するとこのような形になってしまうのも仕方ないかもしれない。
ダウンロードした画像は、そのままの形であればSNSやブログなどにアップロードできる。
バルタン店長との「記念撮影」は、思った以上に楽しめた。ただ、混雑している店内ではあまり動き回れないことが予想されるので、上の作例のような写真を撮るのは難しいかもしれない。
ともあれ、ウルトラ怪獣が集う居酒屋に、楽しいものが1つ増えたことは間違いない。料理や飲み物も比較的手頃でおいしく、かつ面白いものがそろっているので、チャンスがあればぜひ足を運んでみてほしい。
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