ハイエンドカメラのRED、約14万円のAndroidスマートフォン「HYDROGEN ONE」を今夏発売へ
ハイエンドデジタルカメラで知られるREDの初のAndroid端末「HYDROGEN ONE」が今夏米国でAT&TとVerizonから発売される。“ホログラフィック”なコンテンツを表示できるのが特徴だ。REDのカメラを接続すれば、ホログラフィックなコンテンツの撮影も可能としている。
米AT&Tは5月17日(現地時間)、ハイエンドデジタルビデオカメラで知られる米RED Digital Camera(以下、RED)の初のAndroidスマートフォン「HYDROGEN ONE」を“今夏”に出荷開始すると発表した。米Verizonは同日、“年内に”発売すると発表した。
REDは昨年7月にHYDROGEN ONEを発表した。その段階では今年の3月までに発売する計画だった。
REDの公式サイトでの予約は既に締め切られている。予約した場合の特別価格は、アルミ筐体モデルが1295ドル(約14万円)、チタン筐体モデルは1595ドルとなっている。
この端末の特徴は「ホログラフィックマルチビュー」機能。採用技術などについての説明はないが、5.7型のディスプレイにホログラフのようなコンテンツを表示できるとしている。このディスプレイでは、2D/3D/ホログラフィック表示をシームレスに切り替えられるという。
3Dとホログラフィックな表示には「4-View」という技術を採用。RED独自のHYDROGENネットワークで4-Viewコンテンツをダウンロード/アップロードできる。HYDROGENにREDのハイエンドカメラを接続することで、4-Viewコンテンツを撮影することもできる。
19日にハンズオンに参加した米The Vergeによると、ホログラフィックといってもディスプレイの外に映像が浮かび上がるわけではないという。動画チャットのデモでは、相手のホログラフィックな映像がリアルタイムで表示されたとしている(REDはメディアに対し、撮影を許可しなかった)。
現在分かっているスペックは、ディスプレイは5.7型(2560×1440ピクセル)、プロセッサは米QualcommのSnapdragon 835、microSDスロットを備え、ポートはUSB Type-Cで3.5mmオーディオジャックもある。
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