京セラ、法人向け防水タブレット「KC-T304/T304C」発表
京セラは、国産の法人向けWi-Fiタブレットを発表。「KC-T304」は受注生産品として10月から受付開始し、「KC-T304C」は2022年春に販売を開始する。
京セラは、8月23日に国産の法人向けWi-Fiタブレット「KC-T304」「KC-T304C」を発表した。KC-T304は受注生産品として10月から受付開始し、オプションの充電置台に対応したKC-T304Cは2022年春に販売を開始する。
本製品はIPX5/IPX8の防水、IP6Xの防塵(じん)性能の他、テーブルからの落下を想定した75cmからの落下試験もクリア。ディスプレイには強化ガラス「Dragontrail PRO」を採用し、アルコール除菌シートも利用できる。
グローブを着用したまま操作できる「グローブタッチ」、画面や手がぬれていても操作が可能な「ウェットタッチ」に対応。別売りのアクティブペンを利用すればノートのように活用でき、手が画面についた状態でも書くことができるパームリジェクション機能を搭載する。
充電中のバッテリー残量は端末上部の通知(充電)ランプの色で通知する。充電コネクターはUSB Type-Cに加えて、コネクター抜き差し試験をクリアした強度の高いDCプラグにも対応。端末利用時に不要となる機能を制限して情報漏えいや不正利用の防止が可能な京セラオリジナルのMDM機能を提供し、企画からアフターサービスまで一貫して国内で実施する。
ディスプレイは約10.1型TFT WUXGA(1920×1200ピクセル)で、バッテリー容量は7000mAh、連続使用可能時間は約9時間。OSはAndroid 11、プロセッサはMediaTekのMT6765、メインメモリは3GB、内蔵ストレージは32GBを備える。サイズは約259(幅)×168(高さ)×8.6(奥行き)mm、重量は約482g~485g(暫定値) 。
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