3Gサービス終了を「知らない」シニアは約16% MMDの調査より
MMD研究所は、3月8日に「2022年シニアの3Gサービス終了に関する実態調査」の結果を発表した。フィーチャーフォン利用者の3Gサービス終了を16.1%が「知らない」と回答し、終了する年の誤回答率は33.9%となった。
MMD研究所は、3月8日に「2022年シニアの3Gサービス終了に関する実態調査」の結果を発表した。対象はモバイル端末を所有している60歳~79歳の男女1万人で、調査期間は2月10日~2月14日。
対象者に現在メインで利用しているモバイル端末を聞いたところ「スマートフォン」が89.2%、「フィーチャーフォン」が7.0%、「ガラホ」が3.8%で、2021年8月の同調査と比較するとスマートフォンの所有率は4.4ポイント増、フィーチャーフォンは4.2ポイント減となった。年代別で見ると、70代のスマートフォン所有率が60代と比較すると5.0ポイント低くなる。
フィーチャーフォンをメイン利用している694人へ3Gサービス終了を知っているか聞いたところ「知っている」が83.9%、「知らない」が16.1%となった。2021年8月の同調査と比較すると「知らない」が10.0ポイント減り、3Gサービス終了を知っていると回答した人が増えている。
3Gサービス終了を知っているフィーチャーフォン利用者へ、終了を知ったきっかけを聞いたところ「ダイレクトメール(家に届いた携帯会社からの通知など)」が41.0%と最も多く、次いで「テレビ番組」が17.2%、「新聞」が14.6%となった。
自分が利用している通信キャリアの3Gサービスが終了する時期を知っているか聞いたところ「知っている」が65.6%、「知らない」が34.4%。知っていると回答した3キャリア契約者381人へ終了する年を聞いたところ、「正解」は66.1%、「不正解」は33.9%となった。
また、3Gサービス終了で使用できる/使用できないものがあると知っているか聞いたところ「知っている」が61.4%、「知らない」が38.6%。知っていると答えたユーザーへ項目を聞いたところ「正解」は79.6%、「不正解」は20.4%となり、不正解者に誤回答項目を複数回答で聞くと「電話が使える」が83.6%と最も多く、次に「メールが使える」が45.2%、「ワンセグが使える」が17.8%となった。
3Gサービス終了に伴う乗り換え意向時期を聞いたところ「時期は決めていないが検討している」が35.3%、「検討するかどうか具体的にはまだ決めていない」が24.6%、「スマートフォンへの乗り換えは検討していない(ガラホ 4G LTEケータイへの乗り換えを検討している)」が21.5%となった。乗り換え時期は決めていないが検討していると回答したユーザーへ、スマートフォンに機種変更する上で不安に思うことを複数回答で聞いたところ「月額料金が高そう」が51.9%と最も多く、次いで「端末代が高そう」が40.8%、「慣れるまでに時間がかかりそう」が38.2%となった。
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