4キャリアの通信サービス、満足度1位はUQ mobile NPS1位はahamo MMD研究所調べ
MMD研究所が「2023年2月MNOのシェア・満足度調査」の結果を発表。メイン利用はMNOが90.3%だが、オンライン専用プランとキャリアサブブランドが引き続き増加傾向にある。
MMD研究所は、3月7日に「2023年2月MNOのシェア・満足度調査」の結果を発表。予備調査は18歳~69歳の男女4万人、本調査ではNTTドコモ、au、ソフトバンク、ahamo、povo、LINEMO、Rakuten UN-LIMIT、Y!mobile、UQ mobileを利用している各300人、計2700人を対象としている。
予備調査でスマートフォンを所有する3万6560人へメインで利用しているスマートフォンの通信サービスを聞いたところ「NTTドコモ(29.1%)」「ahamo(5.3%)」「au(17.2%)」「povo(2.4%)」「UQ mobile(7.1%)」「ソフトバンク(11.0%)」「LINEMO(1.3%)」「Y!mobile(9.5%)」「Rakuten UN-LIMIT(7.4%)」となり、従来プラン、オンライン専用プラン、キャリアサブブランドを合わせた4キャリアの割合は90.3%となった。
ahamo、povo、LINEMOを合わせたオンライン専用プランの割合は9.0%、Y!mobile、UQ mobileを合わせたキャリアサブブランドの割合は16.6%となり、2022年9月の調査と比べるとオンライン専用プランは1.0ポイント、キャリアサブブランドは0.7ポイント増加した。また、サブ利用の4キャリアの割合は82.3%、オンライン専用プランの割合は15.2%、キャリアサブブランドの割合は10.8%となる。
メイン利用しているスマートフォンでMNOを利用している3万3012人を母数とし、MNO各サービス割合を求めて2022年9月と比較したところ、最も割合が増えたのはUQ mobile(0.7ポイント)、次がahamo(0.6ポイント)となった。
オンライン専用プランとキャリアサブブランド、Rakuten UN-LIMITを現在メインで利用している1万2075人へ、現在利用している通信サービスを契約する前に利用していた通信サービスを聞いた。オンライン専用プランではahamoは70.6%、povoは63.0%、LINEMOは35.3%が同一キャリアから移行。キャリアサブブランドではY!mobileはソフトバンクが44.7%、UQ mobileはauが52.7%、Rakuten UN-LIMITはMVNOが38.7%で最多となった。
MNOの利用者にサービスの総合満足度を聞いたところ、UQ mobileが最も高く740pt、次いでahamoとLINEMOが734ptとなった。家族や友人に薦めるか10点満点の点数をつけるNPS(ネットプロモータースコア/顧客推奨度)を算出したところ、9点から10点をつけた推奨者が18.3%、7点から8点をつけた中立者は38.9%、0点から6点をつけた批判者は42.8%となり、推奨者から批判者を引いたNPSは-24.4に。サービス別のNPSは、ahamoが最も高く-7.7、次いでpovoが-11.7となった。
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