昨今のAndroidスマートフォン・タブレットは、「DLNA」に対応するのが半ば当たり前になってきた。「ARROWS V F-04E」もDLNAに対応しているが、そもそもDLNAが何なのか、どうやって使ったら良いか分からない、という方も多いだろう。今回は、ARROWS VならではのDLNA活用術を紹介する。
デジタルテレビやハードディスクレコーダーのカタログを見てみると、「DLNA」というロゴや言葉を目にすることが多くなってきた。DLNAは、デジタル家電のネットワーク“ガイドライン”の1つで、多くのメーカーから対応するデジタルテレビ、HDDレコーダーやネットワークストレージ(NAS)が発売されている。PCでは、Microsoftの「Windows 7」と「Windows 8」がOSの機能としてサポートしているほか、それではカバーしきれない機能を搭載したDLNAソフトウェアも市販されている。
富士通のAndroidスマートフォン「ARROWS V F-04E」には、DigiOn製の「DiXiM for Android」というDLNAソフトウェアの最新版が搭載されており、さまざまなDLNA機能が使える。今回は、ARROWS Vで使えるDLNA機能を紹介しつつ、使い方を伝授していく。
まず、DLNA対応のテレビやHDDレコーダーなどで録画した番組を楽しんでみよう。
その前に、DLNAを活用するためには、大前提としてテレビやレコーダーで録画した番組を、DLNA機能を使ってネットワークで共有(配信)できる状態にしておく必要がある。事前に自宅の無線LANネットワークなどにテレビやレコーダーなどを接続したうえで、共有(配信)を有効にしよう。配信側の具体的な設定方法は、テレビやレコーダーの取扱説明書に詳しいので、そちらを確認してもらいたい。
配信側の準備ができたら、ARROWS V側の準備だ。準備と言ってもそう難しいものではなく、配信機器と同じネットワークに属するWi-Fi(無線LAN)アクセスポイントに接続するだけでいい。
ARROWS VをWi-Fiに接続した状態で「DiXiM」アプリを起動すると、配信機器(サーバー)が正しくセットアップされていればその一覧表示される。見たい番組があるサーバーを選択し、その中のフォルダをたどって目的の番組を探して、タップすれば再生できる。フォルダやタイトルの順番は並べ替えができ、フォルダはブックマーク(お気に入り)登録も可能なので、目的の番組が探しやすい。
これで、家中のどこにいても、Wi-Fiの電波が届く場所ならどこでもテレビの番組が楽しめる。筆者は、録画したテレビ番組を風呂場や台所で見る、という使い方を普段からしている。ARROWS VはIPX5/IPX8等級の防水性能を備えていて、基本的には水がかかっても問題はないので、“風呂ライフ”を満喫できるはずだ。
ちなみに、表示されているコンテンツ名を2〜3秒ぐらいロングタップすると、「コンテンツメニュー」が表示される。コンテンツの再生や、これから紹介する各種機能の一部へのショートカットも用意されているので、是非活用してもらいたい。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2012年12月31日