Weekly Mobile Top10着実に変わる,ケータイの“データ通信”
先週はワイヤレスのデータ通信環境にとって,大きな発表が相次いだ1週間だった。 まずはDDIポケットによる“ワイヤレスでの常時接続”の全国サービスの発表だ(5月16日の記事参照)。通信速度も重要ではあるが,何よりユーザーが熱望していたのは定額料金による常時接続である。有線接続でも,インターネットに常時接続できる地域はまだ限られている。32Kbpsとはいえ,無線を使って広範囲に常時接続が可能になったのは画期的といえる。 また,KDDIからは新型cdmaOne端末「C413S」が発表された(5月17日の記事参照)。同製品は携帯電話として国内で初めてBluetoothを内蔵しており,Bluetooth対応のPCからケーブルレスでインターネットにダイヤルアップ接続することが可能になる。64Kbpsのパケット通信「PacketOne64」を実現しているcdmaOne端末だからこそ,Bluetoothの機能が生きてくるともいえる。 NTTドコモからは,下り最大384Kbpsのデータ通信速度を実現する「FOMA」サービスの試験サービスの申し込み結果が公開された(5月18日の記事参照)。試験サービスは募集を4000人に限ってのもので,本格サービスは10月1日から。しかしFOMAの登場によりワイヤレスの通信速度が大いに高速化し,これまでになかった活用法が登場する可能性は高い。 有線のラストワンマイルが次々とブロードバンド化されるのに対し,ケータイに関してはJavaなどコンテンツ面の発表が多かった。しかし,ここにきてケータイのデータ通信インフラの面にも大きな変化が訪れようとしている。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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