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“値引き”で人気再燃──「iPhone 3G」、キャリア総合トップに携帯販売ランキング(3月2日〜3月8日)(1/4 ページ)

一般的に3月は新生活や年度末で購買需要が増える月と言われるが、不況が叫ばれる2009年はやはりそうでもないらしい。今回も「0円ケータイ」の人気が持続し、需要の伸び悩みを示す端末が早くも浮上してきている。

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かなり大きく順位が変動──前回首位の「SH-04A」は7位に下落

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SH-02A

 ドコモ端末の販売ランキングは前回に続き、順位の変動がかなり激しくなっている。

 首位はシャープ製の「SH-02A」(前回2位)が初めて獲得。続いて2位に富士通製の「らくらくホンV」(前回4位)、3位にNEC製の「N-02A」、4位に同じくNEC製の「N-04A」(前回5位)、5位にシャープ製の「SH906i」(前回8位 2008年夏モデル)が入った。

 首位のSH-02Aは、ドコモ現行機種で最多となる全8色のカラーバリエーションと厚さ13.9ミリの薄型ボディ、フルワイドVGAの3インチディスプレイ、5.2Mピクセル+顔認識AF(オートフォーカス)付きカメラを搭載する“STYLE”シリーズのモデル。今回3位のN-02Aとともに、“高機能でデザイン性に富む薄型折りたたみボディの端末”として人気が向上している。

 このほか、2位のらくらくホンVと5位のSH906iがかなり順位を上げた反面、初登場から2週連続で首位を維持していた「SH-04A」が一気に7位へ下落した。順位を上げた2機種は発売からやや時が経過していることもあり、バリューコースの一括価格で0円から数千円とかなり安価に販売されている。中でもらくらくホンVの伸びが顕著で、キャリア総合ランキングでも4位に上がってきた。

 らくらくホンシリーズは商戦期が過ぎると順位を上げる動きを見せ、親などに“贈る”需要も相当ある機種だが、それだけに端末が高価だからといって分割払いで購入することに躊躇する人もいる。月額基本料が半額になるバリューコースを選択でき、初期費用も安価ならこれを機に……ということのようである。

 また、NEC製の「N-03A」(前回ランク圏外)が初めてランクインを果たした。N-03Aはドコモの2008年冬モデルで最も早く発売された“ピエール・エルメ”コラボの機種だが、今までランクインできずにいた。販売店によると「(ドコモのCMの)堀北真希モデルを」と、特にアプリコットオレンジカラーを指定して購入していく若年の女性が増えているという。このあたりは、携帯春商戦ならではのほほえましい動きと言える。

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