“値引き”で人気再燃──「iPhone 3G」、キャリア総合トップに:携帯販売ランキング(3月2日〜3月8日)(2/4 ページ)
一般的に3月は新生活や年度末で購買需要が増える月と言われるが、不況が叫ばれる2009年はやはりそうでもないらしい。今回も「0円ケータイ」の人気が持続し、需要の伸び悩みを示す端末が早くも浮上してきている。
新機種の動きはほとんどなし、代わりにオトナ向けの「URBANO」がランクイン
au端末はいくつかの機種で変動があるものの、今回も登場する顔ぶれに大きな変化はない。
首位はカシオ計算機製の「EXILIMケータイ W63CA」(2008年秋冬モデル)が獲得。前回首位のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製「W64S」(今回2位 2008年秋冬モデル)から首位を奪い返した。
続いて2位にW64S、3位にシャープ製の「AQUOSケータイ W64SH」(前回4位)、4位に日立製作所製の「Woooケータイ W63H」(前回3位)、5位にシャープ製の「SH001」(2009年春モデル)が入った。
auの2009年春モデルは、「Cyber-shotケータイ S001」以外がすでに発売されたが、ランクインするのは前回と変わらず「SH001」と「Walkman Phone, Premier3」の2機種のみに留まっているのが残念である。
その反面、2008年秋冬モデルを中心とする安価な機種はかなり好調のようで、今回もキャリア総合ランキングに2機種ランクイン。今回はドコモのらくらくホンシリーズと似た売れ行きを示す、“オトナ向け”の「URBANO」(2008年9月発売)も10位に浮上した。
2009年3月上旬現在のau端末は、現行機種がシンプルコース一括価格で4万円前後であるのに対して旧機種のほとんどが0円/1円。極端な価格差が目立つが、旧機種が0円/1円と安価なのはドコモやソフトバンク端末も同じ。不景気の中、やはり携帯販売台数は前年同月より相当落ち込んでいるようで、どのキャリアも新規ユーザーの獲得に必死のようだ。
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