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KDDI、ユーザーごとにフィルタリングを設定できる「EZ安心アクセスサービス カスタマイズコース」
KDDIは、フィルタリングサービスの内容をユーザーごとに設定できる「EZ安心アクセスサービス カスタマイズコース」を6月16日から開始する。保護者が子ども用ケータイの設定を、PCやほかの携帯電話から変更できる。
KDDIは5月29日、フィルタリングサービスの内容をユーザーごとに設定できる「EZ安心アクセスサービス カスタマイズコース」を発表した。6月16日から提供を開始する。月額料金は105円だが、開始から2010年5月末までは無料で提供する。
EZ安心アクセス カスタマイズコースは、個別のサイトの閲覧可否、規制カテゴリの選択、WEB利用時間帯といったフィルタリングルールの設定を、ユーザーが自由に行えるもの。設定の変更はau携帯電話からだけでなく、PCやほかの携帯電話機からも行え、保護者が子ども用端末の設定を管理することもできる。
あらかじめ標準的なフィルタリングルールとして、「全規制」「小学生向け」「中高生向け」の3つが用意されており、ユーザーの年齢やネットリテラシーに応じてさらに細かい設定が可能。許可または規制したいURLは、最大で500まで登録できる。
全規制 | 料金照会やau oneトップページ、「安心ナビ」など一部の位置情報サービスのみにアクセス先を限定する基本フィルタ。「個別URL許可登録」と組み合わせることで、特定サイトのみアクセス可能とすることができる。 |
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小学生向け | EZweb公式サイトの中で、一定基準をクリアしたコンテンツのみにアクセスを制限する基本フィルタ。出会い系サイトや悪質なサイトなどへアクセスすることはない。学校や塾などの掲示板や、個人の作成しているサイトも、内容を問わずすべてアクセスできない。 |
中高生向け | 特定のカテゴリに属するサイトへのアクセスを制限する基本フィルタ。出会い系サイトや悪質なサイトなどを除いた一般サイトへのアクセスが可能。 |
サービス加入後の初期設定は「小学生向け」となっている |
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