写真で解説する「らくらくホン6」(1/2 ページ)
らくらくホンの最新モデル「らくらくホン6」は、シリーズ初となる防水・防塵性能に対応したほか、「しんせつ」「かんたん」「見やすい」「あんしん」機能がさらに進化した。ボディサイズやデザインは「らくらくホンV」から大きく変わっておらず、安心感のあるカタチを実現した。
らくらくホンのスタンダードモデルに位置づけられる富士通製の「らくらくホン6」は、シリーズ初となる防水・防塵性能に対応するのが大きな特徴。従来モデルと同じく「しんせつ」「かんたん」「見やすい」「あんしん」機能にもこだわり、らくらくホンならではの使い勝手も進化している。
らくらくホン6のデザインは“見た目が変わらない安心感”を与えるため、従来のらくらくホンから大きくは変わっていない。サイズは約50(幅)×109(高さ)×17.7(厚さ)ミリで、防水・防塵対応ながら、約50(幅)×108(高さ)×17.3mm(厚さ※最厚部約18.2)ミリの「らくらくホンV」とほぼ同じサイズを実現している。ディスプレイはワイドQVGA(240×400ピクセル)表示対応の約2.8インチ液晶を採用し、約1.4インチの大型サブ液晶も搭載した。

背面には約1.4インチのモノクロサブ液晶と、有効約320万画素CMOSカメラを備えている(写真=左)。裏面には防犯ブザーや赤外線ポート、スピーカーを搭載。赤外線ポートの下には「IR」の文字がある(写真=左)

ボディが厚くなりがちな防水ケータイは、シートキーを採用するモデルが多いが、らくらくホン6は凹凸のあるキーを採用し、従来のらくらくホンと同等のクリック感を実現した(写真=左)。ワンタッチダイヤルボタンは中央部分を突起させ、押しやすくなるよう工夫した(写真=中)。同じく富士通製の防水ケータイ「F-08A」(右)は、シートキーを搭載している(写真=右)

裏面のスイッチをスライドすると、大音量の防犯ブザーが鳴る(写真=左)。外部接続端子カバーの裏側にはパッキン処理が施されている(写真=中)。ワンタッチでケータイを開けられる「オープンアシスト」ボタンを搭載(写真=右)防水性能はIPX5/IPX7等級、防塵性能はIP5X等級に対応している。防水が有効になるのは基本的に“常温の水道水”だが、らくらくホン6は独自の防水実験を実施しており、海水や清涼飲料水が端末にかかっても、すぐに水で洗い流せば問題ない。ただしブラシやスポンジ、石けん、洗剤などは使用できない。
IP5X等級の防塵性能は、粒径25マイクロメートル以下の塵埃が入った装置に端末を8時間入れて取り出したときに、電話機の機能を有することを意味する。泥水が端末にかかっても、すぐに水で洗えばよい。ただし「マイクの穴に泥が入ると、音声が聞こえにくくなる場合がある」(説明員)ので注意したい。ちなみに、防水性能はIPX8、防塵性能はIP6X等級が最高となる(2009年7月29日現在)。
周囲が騒がしい場所でも、騒音を遮断して相手の声を聞き取りやすくする「スーパーはっきりボイス」は「スーパーはっきりボイス3」に進化。人混みでも騒音をケータイが感知し、高音域が聞きやすくなった。このほか、自分の声を相手にはっきり伝える「スーパーダブルマイク」や、相手の声がゆっくり聞こえる「ゆっくりボイス」も搭載している。


「ゆっくりボイス」「スーパーはっきりボイス3」と「スーパーダブルマイク」について(写真=左、中)。駅構内の音声アナウンス(80dB)を近くで流した端末と通話をするデモを実施。実際に試したところ、(相手端末近くの)音声アナウンスはほとんど聞こえなかった(写真=右)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.















