第2回 ソーラー充電機能が優秀なモデルは?――「SH-08A」「SH002」「936SH」:最新ケータイ徹底比較(ソーラー防水ケータイ編)(2/2 ページ)
今回は“ソーラー防水ケータイ”3モデルについて、ソーラー充電機能を中心に検証した。各機種とも、「どれだけソーラー充電されているか」が分かるよう、さまざまな工夫が凝らされている。
SH-08AとSH002にはソーラー充電を楽しむ機能も
SH-08AとSH002には、ソーラー充電と連動した便利機能やお楽しみ機能が搭載されている。SH-08Aの「ソーラーガイド」は、明るさセンサーが検知した太陽光をもとに、ソーラー発電が可能かどうかをグラフィックとメッセージで表示する。また、「ソーラー充電カウンター」をONにした状態でソーラー充電をして本体を開くと、「充電されました!」のメッセージととともにバッテリー残量の増加分がパーセント表示され、通話と待受時間の目安が示される。さらに、ソーラー充電した累積充電量も確認できる。

SH-08Aの「ソーラーガイド」。メインディスプレイ下部にある明るさセンサーで太陽光を検知し、雲、雲&太陽、太陽の3つのグラフィックとメッセージで、ソーラー充電に適した状態かどうかを表示する(写真=左)。SH-08Aの「ソーラー充電カウンター」の画面。待受画面で「6」を長押しすると、ソーラー充電カウンターをOFFにしている場合でも累積充電量を表示する(写真=右)SH002には、ソーラー充電と連動したFlash待受が内蔵されており、ソーラー充電量が増えるに従ってアニメーションが変化する。また、電源OFF時やバッテリー切れのときは、サブディスプレイに通話可能時間の目安を3段階で表示する。四角いマークが1個のときは約1分、3個のときは約3分、5個のときは約5分以上の通話ができる。

内蔵の待受Flash「SH-MURA」は、ソーラー充電量に連動して太陽光の色や強さ、動物の数などが変化する。メーカーサイトの「SH@ez」から、新たなソーラー充電連動待受Flashのダウンロードもできる(写真=左)。電源OFF時には、電子ペーパーサブディスプレイに、その時点の充電量でどのくらい通話が可能かが“□”アイコンで表示される。□が1個で約1分、3個で約3分、5個で約5分以上の通話が可能だ(写真=右)バッテリー残量表示は1%ごとに確認できる?
ソーラー充電すると、バッテリー残量がどのくらい増えたかも気になるところ。SH-08Aの場合、最適な条件で20〜30分のソーラー充電をした場合にバッテリー残量が約1%追加される。また、3機種ともピクトエリアのバッテリー残量をパーセント表示にできる。SH-08Aと936SHは、一時的だが1%単位の表示が可能だ。一方、SH002はアイコンを常にパーセント表示にしておけるが、10%単位でしか表示されない。ソーラー充電で数値の変化を細かく確認するのは、なかなか難しそうだ。



SH-08Aのバッテリー残量表示(写真=左端)。「バッテリーマーク%一時表示」をONにすると、ピクトエリアのバッテリー残量表示はディスプレイ表示OFFの状態から再表示するときに、約3秒間パーセント表示になる(写真=左中)。なお、100%のときはFULL、4%以下のときはLOWと表示される。SH002のパーセント表示は10%単位。90%以上のときはFULL、10%以下のときはLOWと表示される(写真=右中)。Tool内の「バッテリーメーター」は、ディスプレイに大きくバッテリー残量を表示するが、これも10%単位となる(写真=右端)関連キーワード
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