レビュー
写真で見る「SH004」(2/2 ページ)
シャープ製「SH004」は、2009年2月に発売された「SH001」の機能を継承したマイナーチェンジモデル。有効約800万画素CCDカメラと画像処理エンジン「ProPix」によって暗い場所でも高感度撮影が可能だ。UV成形や光の当たり方によって表情が変わる多層膜蒸着を施し、高級感あるトップパネルに仕上げた。
部品やソフトウェアを共通化、価格低減も狙う
各種部品などのハードウェアやソフトウェアもSH001と共通のものを採用し、「量産効果によって販売価格の低減を狙っている」(説明員)という。カメラもSH001と共通で、自社開発をした有効約800万画素のCCDセンサーと、画像処理エンジン「ProPix」を搭載し、暗い場所での撮影に威力を発揮する。最大5人の顔検出やスポットオートフォーカス、手ブレ補正にも対応している。
バッテリーは、リチウムイオン充電池「SH001UAA(3.7V/800mAh/3.0Wh)」を採用。SH001と共通バッテリーだ(写真=左)。カメラは広角29ミリやオートフォーカスに対応した有効約800万画素CCDセンサーを搭載。F値が1:2.8、焦点距離が4.82mmとなっている(写真=右)
ディスプレイを表にして閉じると自動的にカメラが起動してデジカメ風に撮影できる。また、縦に持った状態でも側面のカメラボタンを長押しすればカメラが起動する。撮影時には、カメラキーの半押しでフォーカスロックができる(写真=左)。顔検出オートフォーカスで顔を認識。スポットオートフォーカスや手ブレ補正にも対応している(写真=右)
ソフトウェアの違いは、約3000件の絵文字とデコレーション絵文字を内蔵していること。ほかの内蔵コンテンツは、「リズミカル リスモ!(体験)」「みんなのGOLF モバイル2」「ぷよぷよフィーバーDX 体験版」、コミックとブックに「DEATH NOTE」お試し版 「仕事が忙しいあなたのための 週末海外! スペシャル版」を用意した。このほか、「ノイズキャンセラー」「スロートーク」「ボイスクリア」といった通話補助機能、「省エネモード」「スマートリンク辞書」「新ベールビュー」などの便利機能も継承した。
冬モデルから拡充されるLISMOの新機能は利用できないが、PCからの「かんたんCD」転送や「パーソナルビデオ・フォト転送」「ジャケット写真取得サービス」など、「LISMO Port」のバージョンアップには対応している。
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