第4回 SH-06Aと933SHの頂上決戦? カメラ、ワンセグ、ブラウザの実力を検証:最新ケータイ徹底比較(タッチパネルケータイ 2009年夏モデル編)(1/3 ページ)
現行モデルでタッチパネルが使いやすい機種はどれか。第4回ではカメラ、ワンセグ、ケータイブラウザ、フルブラウザの操作性を検証した。
カメラ:“AQUOS SHOT”2モデルは操作性も良好
回転2軸やスライド型モデルは、ディスプレイを閉じてデジタルカメラのように撮影することが多いので、タッチパネルで操作ができると便利だ。今回のレビューで取り上げている7機種はいずれもタッチパネルを使って撮影できるが、操作内容は機種によって異なる。
「F-09A」「SH-06A」「biblio」「OMNIA POP 931SC」「AQUOS SHOT 933SH」は画面のフォーカス枠やアイコンをタップすると撮影ができ、F-09A、「N-06A」、SH-06A、933SHは画面の任意の個所をタップしてピントを合わせられる(N-06Aは人物の顔のみ)。F-09Aは1度サイドキーを押す必要があるが、7機種ともサブメニューはタッチパネルを使って呼び出せる。さらに、SH-06Aとbiblio、933SHは画面をフリックしてズームと明るさ調節も可能だ。
一方、「L-06A」はタッチパネルを使ったシャッター操作やピント合わせ、ズームと明るさ調節のいずれも対応していない。タッチパネルとカメラ操作は相性がいいことを考えると、少々物足りない。N-06Aも前モデルの「N-01A」と同じく、画面のフォーカス枠に触れてもシャッターは切れず、撮影するにはサイドキーを押す必要がある。せっかくタッチパネルを搭載しているのだから、“画面にタッチしてシャッター”は採用してほしいと思う。
シャープのケータイカメラブランド「AQUOS SHOT」を冠するSH-06Aと933SHは、下記表の項目はほぼカバーしており、撮影機能だけでなく操作性にも優れている。また、933SHは画面周辺にサイズ変更やシーン設定、フォーカス設定、ISO感度などを変更できるアイコンが表示され、サブメニューを呼び出さずに手軽に撮影設定の変更ができる。SH-06Aはモーションセンサーを搭載していないので、端末を傾けても画面は回転しないほか、撮影画面に表示される設定アイコンも少ない。ここは次期モデルでの改善に期待したい。
シャッター | 画面を触った位置でピント合わせ | サブメニュー呼び出し | 画面をフリックしてズーム | 画面をフリックして明るさ調節 | 撮影画面の縦横自動切り替え | |
---|---|---|---|---|---|---|
F-09A | 「シャッター」アイコンを押す/ピントを合わせたい部分をタップ | ○(FullAutoをOFFにした場合) | △(1度サイドキーを押してから) | ○ | − | − |
L-06A | − | − | ○ | − | − | − |
N-06A | − | ○(ピントを合わせたい人物の顔をタップ) | ○ | − | − | − |
SH-06A | フォーカス枠をタップ/カメラアイコンをタップ | ○(チェイスフォーカスをONにした場合) | ○ | ○ | ○ | − |
biblio | 「撮影」アイコンをタップ | − | ○ | ○ | ○ | − |
931SC | カメラアイコンをタップ | − | ○ | − | − | ○ |
933SH | カメラアイコンをタップ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
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