KDDIは4月16日、大阪エリアでのデジタルラジオの実用実験放送が2010年6月30日に終了することを告知した。6月30日以降、大阪エリアでauのデジタルラジオ対応機種(W44S、W51T、W52T、W51SH、W52H、W54T、W54S、W54SA、W56T、W61SA、W61S、W63SA)でデジタルラジオを利用すると、放送波を受信できない旨のメッセージが表示される。なお、東京エリアでの放送サービスは2011年7月まで継続される予定。
デジタルラジオは、高音質な音声と、動画や静止画などのデータ放送を視聴できるサービス。2003年10月から実用化試験放送が開始され、東京と大阪で14チャンネルが提供中。2011年7月の終了以降は、「携帯端末向けマルチメディア放送」のサービスの1つとしてリニューアルされる予定。
関連記事
- 割り当ては1事業者に――携帯端末向けマルチメディア放送の開設指針案
総務省が2月3日、携帯端末向けマルチメディア放送への免許割り当てを行うべく、各種制度の整備案などを発表した。特定基地局の開設に関する指針案では、14.5MHz幅を1事業者に割り当てる方針が示された。 - 携帯端末向けマルチメディア放送、36事業者が参入意向
総務省が、携帯端末向けマルチメディア放送の参入意向調査の結果を公表。36事業者が参入の意向を示していることが分かった。 - 「デジタルラジオ」――いつでもベストチューニング
雑音が聞こえなくなる位置までダイヤルを微調整……というラジオの聴き方が変わろうとしている。今回は、2011年7月が予定される本放送開始に向け動きが本格化した、デジタルラジオ放送について説明する。 - デジタルラジオはどこでなら聴ける?
「W44S」は携帯電話として初めてデジタルラジオに対応した製品だが、デジタルラジオ自体については内容や視聴可能エリアなど、知られていない部分が多い。現時点で得られる情報をまとめてみた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.