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写真で解説する「IS03」(ソフトウェア編)(2/3 ページ)

「おサイフケータイ対応」が大きなトピックのIS03だが、“auのAndroidスマートフォン”としては何が進化したのか。ホーム画面や基本機能のほか、au one ナビウォークやLISMOについても調べた。

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UIを改善、PC連携にも対応――「au one ナビウォーク」

 auのAndroid端末向けナビゲーションサービス「au one ナビウォーク」が、IS03の発売に合わせてバージョンアップされる点も注目したい。IS01に提供されている現バージョンでは、トップページに「ナビ」「ツール」「設定」というタブが用意されていたが、新バージョンでは「検索」「トータルナビ」「乗換」「More」に変更され、ナビ検索や乗換案内をスムーズに利用できるようになった(現バージョンでは「ナビ」のタブ内にトータルナビと乗換案内がある)。

photophoto 左がIS01(現バージョン)、右がIS03(新バージョン)のau one ナビウォークのトップ画面

 新バージョンではアプリを起動すると自動で現在地測位を開始し、トータルナビの画面上部にある「Show on Map」をタップすると、現在地の地図をすぐに確認できる。また、トータルナビの画面下部にはルート履歴が表示される。つまりトータルナビの画面から遷移することなく、地図と履歴を確認できるわけだ。履歴はルートが最大5件、地点が最大20件保存される。

photophoto 「トータルナビ」の画面上部に現在地の地図が表示される(写真=左)。画面下部からはルート履歴をチェックできる(写真=右)

 ルート検索結果の表示方法も改善し、複数のルートから最も「短時間の」「安い」「乗換回数の少ない」数字が囲み付きで表示されるので、お勧めのルートが見つけやすくなる。また、トータルナビではタクシー、徒歩、自転車に絞って検索することも可能だ。

photophotophoto 最も「短時間の」「安い」「乗換回数の少ない」結果が目立つように表示される(写真=左)。ナビゲーション画面。現在地点はEZナビウォークの人型アイコンではなく、矢印で表示される(写真=中)。

 PC版EZナビウォークとの連携機能に対応したことも特筆すべき点だ。すでにau向けEZナビウォークでは対応している機能だが、今回の機能アップでau one ナビウォークも可能になった。PCとケータイで検索履歴を共有できるので、例えば事前にPCでルートを調べ、後からAndroid端末で履歴にアクセスして検索結果を表示する、といったことができる。

 今回のバージョンアップにより、現在EZナビウォークで提供されている「トータルナビ/地図」「乗換/時刻表」「ドライブ/渋滞情報」の機能はおおむね利用できるようになった。ただし、検索したルートを保存してオフラインで呼び出せる「ナビメモ」にはまだ対応していない。また、地図の拡大と縮小はマルチタッチでは行えず、「+」「−」アイコンを押す必要がある。こちらもEZナビウォークではお馴染み、ジャンルごとのスポット検索やお勧めのスポットを紹介する機能も提供されていないが、「そういった特集も検討している」(説明員)とのこと。今後のさらなるアップデートにも期待したい。

 なお、バージョンアップはIS01にも適用される予定だ。

 au one ナビウォークの利用料金は月額315円だが、2010年11月末まではお試し期間なので無料。また、すでに月額315円のEZナビウォークを利用している場合、au one ナビウォークは無料で使用でき、au ICカードを入れ替えれば、EZナビウォークとau one ナビウォークの両方を月額315円で使えることになる。EZナビウォークで提供されている24時間95円のコースはau one ナビウォークでは用意されない。

 説明員によると、今後は「EZ助手席ナビ」のAndroid版の提供も検討しているとのことなので、こちらも続報を待ちたい。

過去の着うたフルも移行できる――Android向け「LISMO!」

 auのAndroid向け音楽サービス「LISMO!」は、IS01の発表時は「2010年9月下旬以降の提供」とアナウンスされていたが、プレーヤーアプリの「LISMO Player」や音楽配信サービスは、まだ提供されていない。PCソフトの「LISMO Port」は既存のauケータイ向けに提供中のものをバージョンアップさせることで、IS03でも利用可能になる。LISMO Portの主な用途はコンテンツの購入やバックアップで、IS03に対応したLISMO Portの提供時期は12月下旬以降。

※初出時に、「LISMO Port」がauのAndroid端末全般に対応していない旨の記述がありましたが、IS01は対応しています。お詫びして訂正いたします。また、IS03向けLISMO Portの提供時期を追記しました。(10/7 18:10)

 auケータイで過去に購入した着うたフルをAndroid端末でも再生できるのかは気になるポイントだ。説明員によると、IS03の場合、microSD経由でデータを移行することはできないが、LISMO Port経由で移行して、Android端末で再生することは可能になるという。

 IS03にプリインストールされている「LISMO!」アプリでは、「LISMO Player」「うたとも」「検索&音楽情報」を利用できる。LISMO Playerには独自の「ジュークボックス」ボタンを用意し、一覧から任意の楽曲をジュークボックスにドラッグ&ドロップすることで、お気に入り保存ができる。ただしジュークボックス内にフォルダを作成して複数のプレイリストを作るといったことはできない。

photophotophoto 「LISMO!」アプリのトップ画面(写真=左)。楽曲一覧と再生画面(写真=中、右)
photophoto 一覧から任意の楽曲をドラッグ&ドロップして「ジュークボックス」に保存する

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