ケータイに電話をかける前にメールで確認する? 「すでにマナー」の声も
アイシェアの調査によると、3割以上の人がケータイに電話をかける前に一度メールで都合を確認しているという。若い年代・女性にその傾向が顕著という結果が出た。
アイシェアは11月10日、ケータイに電話をかける際の意識調査のまとめを発表した。
ケータイに電話をかけるときに、先にケータイメールで電話をしていいか確認するかどうかを尋ねたところ、69.8%が「確認しない」と回答したものの、28.4%が「時々確認する」、1.8%が「必ず確認する」と回答した。全体の約3割が「確認する」と答えている。
男女別で見ると、「確認する」としたのは男性では19.9%にとどまった一方、女性は40.7%と男性の倍以上となり、女性の方が電話の相手を気遣う傾向が強いことがうかがえた。年代別では、40代で28.6%、30代で29.3%、20代で33.6%と若い年代ほど確認する人が多く、20代では「必ず確認する」が5.3%と他の年代より高い結果となった。
「確認する」理由については、「仕事中ではないかどうか」「電話がかかってくると迷惑な仕事をしている人だから」「相手に赤ちゃんがいるから」「深夜や寝ている時間にかけるとき」「電車に乗っていないかどうか確かめるため」「携帯に電話がかかってきたら無視できないだろうから」など、相手の状況を気遣う理由が多く挙がった。
しかし、「連絡手段をメールにしていて電話を快く思わない相手だから」など相手の性格によって確認するかを決めるという意見もあるほか、「長い話になりそうなときに聞く」「空振りを避けるため」「すぐ電話が取れるときに電話をしたい」など、自分の都合を優先した理由も目立った。また、「世の中がそういう風潮だから」「マナーとして」「急用でない限り確認する」「習慣で」などメールでの事前確認は当たり前だという意見も一部に見られた。
同調査は、10月22日から26日の間に無料メール転送サービス「CLUB BBQ」の会員を対象に実施したもの。有効回答数は670人で、そのうちの携帯電話所持者556名の回答をまとめている。男女比は男性52.4%、女性47.6%、年代比は20代26.0%、30代34.0%、40代40.0%。
関連記事
- イマドキの中学生は、ケータイをこのように使っている
イマドキの中学生は、1日に携帯電話をどのくらい使用しているのだろうか。全国の中学生に聞いたところ「3時間以上」と答えた人は4割に達していることが分かった。マクロミル調べ。 - “誤メール”送ってしまった……どう対応してほしい?
自分宛ではない“誤メール”が届いた場合、どのように対応する人が多いのだろうか。20〜40代の人に聞いたところ「間違っていることを返信で伝える」(45.9%)、「そのままにしておく」(47.4%)と、対応方法は五分五分であることが分かった。アイシェア調べ。 - 機種変更時のこだわりポイント、トップは「通話・メール以外の機能の良さ」
アイシェアが、携帯電話の機種変更に関する意識調査の結果を発表。機種変更の際にこだわりたい点については、「通話・メール以外の機能の良さ」がトップとなった。 - 2009年、最もよく使ったケータイの機能は
アイシェアが、ケータイ機能の利用頻度に関する実態調査の結果を発表。トップは昨年と同じ機能だったが、2位には異なる機能が浮上した。 - 「手軽さ」から携帯電話でメモ 4割がカメラ機能を使用
アイシェアは、携帯電話を使ったメモ利用についての意識調査を行った。7割以上が携帯電話にメモを保存することが「ある」と回答。約4割がカメラ機能でメモをすると答えた。 - 「眠る直前まで使っている」「30分に1回はチェック」――高校生のケータイ利用実態は
約5割がお風呂でケータイを利用し、9割弱が「眠る直前まで携帯を使っている」――。マクロミルの調査から、こんな高校生のケータイ利用の実態がうかびあがってきた。 - 「1日のほとんどがマナーモード」、若い世代ほど高い傾向に
アイシェアがケータイのマナーモードに関する意識調査の結果を発表。過半数が“1日のほとんどをマナーモードに設定している”と回答しており、若い世代ほどその傾向が高い。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.