厚さ7.7ミリの極薄ボディにAndroid 2.2、おサイフ、ワンセグ――「MEDIAS N-04C」:ドコモ スマートフォン
NECカシオ製のAndroidスマートフォンがついにドコモから登場した。その名も「MEDIAS N-04C」。OSにAndroid 2.2を採用し、厚さ7.7ミリという薄型ボディにおサイフケータイやワンセグ、赤外線といった日本向け機能をしっかり詰め込んでいる。
NTTドコモは2月24日、OSにAndroid 2.2を採用したNECカシオモバイルコミュニケーションズ製スマートフォン「MEDIAS N-04C」を発表した。3月15日から販売を開始する(予約受付は3月4日から)。
スマートフォンとして世界最薄(同社リリースより)の、厚さ7.7ミリのボディが大きな特徴。重さも105グラムと軽量だ。メタルフレームを側面にあしらい、スッキリとした外観に仕上がっている。4インチのフルワイドVGA(480×854ピクセル)液晶タッチディスプレイには、傷が付きにくく丈夫なゴリラガラスを採用した。
薄型軽量ながら、おサイフケータイやワンセグ、赤外線通信といったフィーチャーフォンでおなじみの機能をしっかり搭載する。iモードで使っていた@docomo.ne.jpのメールアドレスをそのまま利用できる「spモード」も利用可能だ。文字変換に「ATOK」を採用しているほか、ケータイ入力やフリック入力、ジェスチャー入力といった複数の文字入力手法も用意し、日常のメール作成などをサポートする。Android 2.2を採用したことで、Flashサイトの閲覧も可能。
カメラは有効約510万画素のCMOSカメラを採用し、手ブレ補正、自動シーン判別、顔検出、HDムービー撮影といった多彩な機能が利用できる。カメラのレスポンスの速さも特徴で、約1.1秒の撮影間隔を実現する「クイックショット」や、最短約0.04秒間隔での高速連写機能を備える。
GPSやマナーモードなど各種機能のオン/オフが簡単にできる「FunctionSwitcher」や、画面の文字をタップするだけで検索に移れる「Tap search」などの機能で、快適な操作性を追求した。電話帳はシンプルで見やすい画面構成を採用し、mixiやTwitter、Facebookといったソーシャルサービスの情報表示にも対応。自分と相手とのやりとりを時系列順に閲覧できる。
スマートフォンの初心者にも端末が使いやすいように「初期設定ガイド」を用意したほか、NECカシオ独自の情報提供サービス「MEDIAS NAVI」も展開する。初期設定ガイドでは、Android端末を使い始める際に必要なGoogleアカウントの設定などをガイドしてくれる。MEDIAS NAVIでは、図解入りの端末操作説明やAndroid定番アプリの紹介に加え、壁紙などのコンテンツ配信、さらには女性向け情報サービス「MEDIAS女子部」といったユニークな情報を配信する。
機種名 | MEDIAS N-04C |
---|---|
OS | Android 2.2 |
CPU | Qualcomm MSM7230 800MHz |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約62×127×7.7ミリ |
重さ | 約105グラム |
連続通話時間 | W-CDMA:約250分、GSM:約250分 |
連続待受時間 | W-CDMA:約360時間、GSM:約220時間 |
カメラ | 有効約510万画素CMOS |
外部メモリ | microSDHC(最大32Gバイト) |
ディスプレイ | 約4インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)TFT液晶 |
ボディカラー | MEDIAS Black、MEDIAS White |
主な機能 | HSUPA、GPS、Wi-Fi、Bluetooth、spモード、ドコモマーケット、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線 ほか |
発売日 | 3月15日(事前予約は3月4日から受け付け) |
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