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「みまもりケータイ 005Z」の測位機能が被災地の一部で使えず
ソフトバンクモバイルは、岩手県、宮城県、福島県の沿岸地域で「みまもりケータイ 005Z」の現在地測位機能が使えない場合があると発表した。
ソフトバンクモバイルは4月14日、岩手県、宮城県、福島県の沿岸地域の一部において「みまもりケータイ 005Z」の現在地測位ができない場合があると発表した。
そのため、対象地域では次のサービスが利用できない可能性があるという。
- 緊急ブザーが鳴った時に送信されるSMSへの現在地表示
- 電話をかけた時に送信されるワンタッチSMSへの現在地表示
- 電池残量が少なくなった時や切れた時に送信されるSMSへの現在地表示
- PCもしくはソフトバンク携帯電話からの005Z位置検索
なお、測位機能以外の音声発信と着信およびSMSの送信はすべて正常に利用できるとしている。
対象となる地域は、岩手県の山田町、田野畑村、釜石市、宮古市、野田村、大槌町、大船渡市三陸町、陸前高田市、宮城県の塩竈市、女川町、岩沼市、気仙沼市、七ヶ浜町、松島町、石巻市、仙台市宮城野区・若林区、多賀城市、東松島市、南三陸町、山元町、亘理町、福島県のいわき市と相馬郡新地町のそれぞれ一部エリア。
上記3県の沿岸地域では、東日本大震災の影響を受けて通信障害が発生したため、ソフトバンクモバイルでは移動基地局車や衛星IP移動基地局、小型基地局等による臨時基地局を展開している。
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