“速い”のはそれだけで気持ちいい――「GALAXY S II SC-02C」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)
とにかく速い。もともと速さをウリにしている端末だが、その性能は写真撮影時にもいかんなく発揮されている感じ。きびきび動作する「GALAXY S II SC-02C」は、デジカメ代わりに、日常の記録や、TwitterやFaceBookやブログにアップする写真を撮るのなら超お勧めだ。
もう1つ、撮影モードにも注目したい。通常撮影以外に、スマイル撮影、美肌モード、やパノラマ、マンガ調などが用意されている。そこから2つ紹介。
まずはパノラマ。連写するスイングパノラマ式ではなく、カメラを指示に従って横に動かすと、該当する場所で自動的にシャッターが切れてパノラマを作っていってくれる方式。
これはサッカー場パノラマ。撮影時は気づかなかったが中央部でちょっと縦にずれてた。ちょっと残念だが、なかなか迫力のある絵が撮れる。画像サイズはかなり小さくなる(上の写真は縦方向が416ピクセルしかない)ので、用途としてはWebにちょっとアップするくらいかな。
続いて「マンガ調」。これは言葉がちょっとヘンか。一般的には「イラスト調」と名付けられる。
これはなかなか出来がいい。
こんなデジタルフィルタはもう2〜3個面白いのがほしかったかなと思う。せっかくデュアルコアなんだし。
なお、別途「フォトエディタ」アプリを使えば簡単なレタッチもできる。
最後にフルHD動画ものを。
HD動画はMP4形式で保存される。本体をパンするとき、ミスしてちょっと指が写ってしまったのは当方の凡ミスです。申し訳ない。でもせっかくの青ロマンスカーなのでごらんあれ。
スマホのフルHD動画としてはそこそこきれいだ。
撮影した写真が閲覧できる「ギャラリー」ではチルト操作が使える。2本指でタップして本体を傾けると画像の拡大縮小をしてくれる。ディスプレイがきれいな上にデュアルコアのおかげで拡大縮小や写真めくりも高速なのでサクサク使える。全Android端末がこのくらいサクサクならいいのに、と思うくらいだ。
大画面で思った以上にサクサク楽しめました
正直、予想以上に画質はよかった。発色もディテールの描写も、オートのままで日常的に使って問題ない。デジカメ代わりに、日常を記録したり、TwitterやFaceBookやブログにアップする写真を撮ったりするのなら超お勧めできる。思ったより絵も安定してたし。
あとはオートのまま室内でもサクサク撮れてくれるということないかな。多少画質が落ちてもシャッタースピードを確保する方向で検討してもらえるとうれしい。
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